ダイエット中といえども、適度に炭水化物を摂取することはとっても大切。
炭水化物抜きのダイエットは空腹を感じやすいため暴飲暴食を招くリスクが高く、何よりストレスが溜まるためダイエットを失敗しやすくしてしまいます。
でも、白米は炭水化物の中でも脂肪になりやすく「太る」とされているため、やっぱりたくさん食べるのは控えておきたいですよね。
そんな時に白米に代わる主食として活躍するのが「玄米」です。毎日食べている白米を玄米に変えるだけで痩せられる、玄米ダイエットのやり方を見ていきましょう。
白米を玄米に変えることでダイエットの成功率アップ
白米と玄米はそれぞれ100g当たり160キロカロリー前後とカロリー自体に大きな差はありません。
しかし、玄米は精米する過程で取り除かれる胚芽などの栄養分が残ったままになっているので白米に比べて栄養価が高く、ミネラルやビタミンの含有量に大きな差があります。
加えて、玄米はインシュリンの分泌を抑制して血糖値の上昇を防ぐ低GI値食品。
食べ始めるとすぐに糖が吸収されて血糖値が上昇する白米に比べ、摂取した栄養が体内で脂肪になりにくいというメリットもあります。
ダイエット中は食事制限の影響などで空腹感を感じやすくなる女性も多いと言われていますが、低GI値食品は消化に時間がかかるため長く胃の中に留まるため、いわゆる「腹持ちの良い状態」が続き、空腹感を感じにくくなります。
空腹を感じてつい間食をしたり食事量を増やしてしまう女性にとっては、主食を玄米に変えるだけでこのような食事のストレスによるダイエットの失敗を未然に防げることにもつながるのですね。
噛みごたえのある玄米は、満腹中枢を刺激してくれる
玄米は白米に比べると米自体が固くとても噛みごたえがあります。実はこの噛みごたえもダイエットにはとっても大切。
人間の脳は、食事の際に咀嚼回数が多ければ多いほど短時間で満腹感を感じやすくなっています。これは「噛む」ということによって生まれる刺激が脳に伝わり、脳内の満腹中枢を刺激して「満腹になった」という信号を出しやすくするためです。
また、咀嚼回数が増えれば自然と顎の筋肉が使われるようになるので、フェイスラインのシェイプにも役立ちます。
顔に脂肪がついているいわゆる下膨れのうりざね顔は、顔の筋肉がほとんど使われずにたるんでいる状態なので、玄米主食にした食事習慣にシフトするだけで顔痩せ効果が期待できます。
玄米は便秘解消に役立つ食物繊維が白米の5倍
女性は筋力が弱いため排便力も弱く、便秘になってしまう方も多いはず。便秘になってしまうと代謝が落ちて思うように脂肪が減らなくなるだけでなく、ニキビができたり肌が乾燥したりと肌トラブルにもなりやすいと言われています。
しかし、このようなトラブルも玄米を食べることで解消できます。
玄米には白米に比べてなんと約5倍もの食物繊維が含まれており、腸の中で膨張して便のかさを増やし、腸のぜんどう運動を促して排便リズムを整えてくれます。
腸内環境が改善すると腸から余分な栄養が吸収されず、すぐに体外へ排出されるようになるのでより高いダイエット効果が期待できます。
白米に比べて栄養たっぷりの玄米。しかも、ダイエット中には白米の代わりの主食にすることで過食を防ぎ、脂肪の生成を予防してくれるというから本当にダイエッターにとってはありがたい食品ですよね。
もしも食べ慣れないせいで玄米が苦手と言う方は、白米とブレンドしてみたり炊き込みご飯にするといったアレンジを加えてみると、きっと美味しく食べることができるはずです。
玄米ダイエットでは一日3食の主食をすべて玄米にすることが望ましいとされていますが、まずは無理なく続けることを目標に、自分なりのアレンジを加えて美味しく玄米を食べてみてくださいね。