和菓子などに使われることの多い「小豆」ですが、実は豆類の中でも女性に嬉しい美容成分がたっぷり詰まった食品だってご存じでしょうか。

小豆は他の豆類と比べて脂肪が少ないローカロリー食品。そのうえ、女性にとって欠かせないホルモンの分泌を助けるイソフラボンも豊富なスーパーフードなのです。

小豆の持つ美容効果をおさらいして、今日から食事に取り入れてみましょう。

小豆は古くから漢方としても使用されてきたスーパーフード

小豆は古くから漢方としても使用されてきたスーパーフード

小豆が日本で食べられるようになった歴史は古く、江戸時代には毎月に2回小豆ご飯を食べる習慣が根付いていたと言われています。

というのも、小豆はその栄養価の高さから「赤小豆」と呼ばれ、漢方薬としても使われるほどの食べ物で、邪気を祓う食材と信じられていたのです。

 

小豆の中には植物性の良質なたんぱく質をはじめ、鉄分や食物繊維が多く含まれています。

近年、大豆が持つイソフラボンがもたらす美容効果に高い注目が集まっていますが、小豆の中にも大豆に匹敵するほどのイソフラボンが含まれていますので、大豆が苦手だという女性は代わりに小豆を食べるようにすると、体内に吸収されたイソフラボンが女性ホルモンの1種であるエストロゲンの分泌を促し、婦人科系の疾患を予防したり肌を美しく保ってくれるなど嬉しい効果を得ることができるのです。

 

小豆に含まれる食物繊維は様々な疾患を予防する

小豆に含まれる食物繊維は様々な疾患を予防する

小豆の中に含まれる食物繊維は、便秘を予防し腸内環境を改善してくれます。

さらに、インシュリンの分泌を抑えてくれるので血糖値が上がりにくく、肥満の予防にも効果的です。

腹筋が弱い女性はどうしても便秘がちになりやすい傾向にあると言われますが、腸の動きが鈍ることで引き起こされる精神的ストレス性の便秘を改善するのは容易ではありません。

 

そんな精神的なストレスからくる便秘を改善するのに役立つのが小豆なのです。

小豆は一旦加熱調理をしなければ食べることができない食材ですが、加熱処理を施した食物繊維は腸のぜんどう運動を助けて、ストレス性の便秘を根本から解決してくれると言われています。

小豆を食べて体内のイソフラボンを増やすことができれば、身体の内側からキレイになる事が出来ます。

 

小豆を調理する際は圧力鍋を使ったり、水煮缶を使うと調理時間を短くできますし簡単に料理が出来ます。

ただし、小豆を飴状にして食べると糖分の摂り過ぎになってしまうので、小豆粥やスープに入れて調理するなどして食事メニューを工夫してみてください。