ダイエット中は脂質や糖分の多い食事よりも、野菜中心のヘルシーなメニューを食べた方が短期間でスリムなボディを手に入れやすいものです。
しかし、ダイエット中というのは分かっていても、どうしても揚げ物を食べたくなる時がありませんか?
そんな時は調理方法にほんの少し工夫を加えて、揚げ物の給油率をコントロールしてあげれば良いのです。
揚げ物がダイエットにタブーとされている理由
から揚げにコロッケ、天ぷらなど、揚げ物全般がダイエット中に食べるべきではないと言われるのは、そのカロリーがとても高いことが原因です。
どんなにヘルシーな食材でも一旦衣をつけて揚げてしまえば、衣のみならず食材自体が油を吸収してしまい、最終的には驚くほど高カロリーになってしまうのです。
揚げ物の中でも特に高カロリーなのは、フリッターやてんぷらなどの衣が厚いメニューです。
衣が厚いと当然、衣自体が多くの油を吸ってしまい、衣に浸み込んだ油がさらに食材に浸み込んでしまいます。
たった1グラムでなんと約10kcalというエネルギーを持つ油の成分を考えると、ダイエット中に食べるべきではないと言われるのも納得ですね。
揚げ物を低カロリーに変身させる2つの調理テクニック
揚げ物は調理法をほんの少し工夫すれば、給油率を下げてダイエット中でも食べられる低カロリー食品に作り変えることが出来ます。
1つめの方法は揚げる時に鍋にたっぷりと油を注がず、フライパンのような平たい鍋にやや少なめの油を敷いて、食材を揚げる事です。
たっぷりの油に浸けてしまうとどうしても必要以上の油が吸収されてしまいますが、少ない油で両面を焼くように揚げると、油の吸収が抑えられカロリーも抑えられます。
2つめの方法は食材を小さくカットせず、出来るだけ大きなサイズのまま揚げること。
素材を小さくカットしてしまうと表面積が増えてしまうので、油を吸収する面積も増えてしまいます。
そのため、素材は出来るだけカットせず、油に接する面積を少なくしてから揚げるようにすると、食材に大量の油が染み混むのを防ぐことが出来ます。
ダイエット中だからと徹底的にノンオイルの食事を続けると、逆に肌がかさついたり内臓の働きが鈍ったりします。
油を揚げ物から摂取するときは、今回ご紹介したような調理法で低カロリーにしつつ、脂肪の吸収を防ぐレモンやわさびなどの薬味と一緒に食べるようにしましょう。
油は生命維持に欠かせない大事な栄養素、適度に摂取することは身体にとっても大事なことなのです。