日本人の中にも愛飲者が多いコーヒー。コーヒー豆にはカフェインが多く含まれていることから、眠気覚まし代わりにしたり、頭をスッキリさせたいときに飲んでいる人も多いのではないでしょうか。

実はコーヒーの中にはカフェインの他にもクロロゲン酸という成分があり、代謝を活性化させて脂肪を燃焼し、肥満を防いでくれる効果があるのです。そのため、今ではダイエットドリンクとして多くの女性にも飲まれているのだとか。

今回は、飲むだけで痩せると話題のコーヒーダイエットについてご紹介します。

コーヒーは低カロリーなダイエット向きドリンク

コーヒーは低カロリーなダイエット向きドリンク

コーヒーダイエットでは、毎日に摂取する水分の約三分の一をコーヒーに置き換えるというものです。

コーヒーの中にカロリーの高い砂糖やミルクを入れてしまうとダイエット効果も半減してしまうため、コーヒーダイエットを行なうときはブラックコーヒーを飲むようにするというのが鉄則。

ブラックコーヒーは100mlで約5~8カロリーととってもヘルシー。これならジュース類と違って、飲み過ぎてもカロリーオーバーになることもありませんよね。

 

ダイエット効果をもたらすカフェインとクロロゲン酸

ダイエット効果をもたらすカフェインとクロロゲン酸

コーヒーの中に含まれる成分で、ダイエット効果をもたらしてくれる成分は主に2つ。

1つはお馴染みの「カフェイン」、2つめは「クロロゲン酸」と呼ばれるポリフェノールの1種です。

コーヒーの中に含まれているカフェインは体内に蓄積された脂肪に働きかけ、脂肪を分解しながらエネルギーに変換してくれるという性質を持っています。

さらに、カフェインには腸の動きを活性化させる働きもあり、腸内の便を排出しやすくして便秘を予防するため自然と代謝が向上し、運動をしなくても痩せやすい身体へとシフトしていくのです。

 

一方で、ポリフェノールの1種であるクロロゲン酸もカフェインと同様の脂肪燃焼効果を持っています。

しかもクロロゲン酸は脂肪を燃焼させつつ糖の吸収を緩やかにする働きもあるので、食事の前にコーヒーを1杯飲むようにすれば、血糖値の上昇を抑制して肥満を防ぐのにも役立ちます。

 

コーヒーを飲むタイミングでダイエット効果は変わる

コーヒーを飲むタイミングで、ダイエット効果は変わる

ダイエット中にコーヒーを飲む時は「飲むタイミング」にも気をつけたいところ。脂肪の燃焼効果を最大限に引き出すベストなタイミングは、運動する20~30分前です。

運動をする前にコーヒーを飲んでおくと、身体を動かしている最中も代謝が活発になり、普通に運動するときの約2倍の脂肪燃焼効果が期待できると言われています。

ただし、空腹時にコーヒーを飲んでしまうと胃壁を痛めてしまう可能性もあるため、運動前にコーヒーを飲むときは必ず軽食も一緒に食べるようにしてください。

 

また、食事の直後にコーヒーを飲むと胃の中で消化され吸収された栄養が、脂肪として蓄積されにくくなります。

ちょっと今日は食べ過ぎたかも……と感じた時は、カロリーをリセットするつもりで食後にコーヒーを1杯飲むだけで、翌日の体重に大きな違いが出てきますよ。

 

カフェインの大量摂取は危険!コーヒは1日5杯まで

カフェインの大量摂取は危険!コーヒは1日5杯まで

コーヒーに含まれるカフェインを一度に大量に摂取してしまうと脳が活性化しすぎて不眠を引き起こしたり、イライラや頭痛を発症することがあります。

こうした症状は「カフェイン中毒」と呼ばれ、身体にとってはとても危険な状態です。そのため、どんなに多くても1日に飲むコーヒは5杯までにし、カフェインを摂り過ぎないよう自分で管理しておきましょう。

重度のカフェイン中毒になるととてもダイエットどころではなく、最終的に医療機関での治療が必要になることもあるため注意が必要です。海外ではカフェインの摂取のしすぎで死亡したケースもあるので適量を守ってください。

 

コーヒーがもたらすダイエット効果のすごさ、お分かりいただけましたか?

普段何気なく飲んでいるコーヒーの中には、実はこんなに高い脂肪燃焼能力があったのです。

ただし、いくら痩せるからといって飲み過ぎは身体に悪影響を及ぼすだけなので適量を守り、ベストなタイミングでコーヒーを飲みながらダイエットをするように心がけましょう。