ダイエット中の天敵はなんといっても「空腹感」ではないでしょうか。

適度な運動と食事制限を組み合わせるダイエット方法は最もポピュラーですが、空腹感に負けてダイエットに挫折する人も少なくありません。

今回は、そんな空腹感を紛らわせることのできる食事のポイントをご紹介します。

脳を騙して食欲を減らす?

脳を騙して食欲を減らす?

人は空腹を感じるときには、脳が空腹か満腹かの判断を下しています。

もし満腹の状態であっても食後にデザートをぺろりと平らげてしまうことが出来たり、逆に1日全く何も口にしていなくても、極度の緊張やストレスに晒された状態が続けば空腹を感じなくなることもあります。

空腹を感じるかどうかは、視覚、聴覚、嗅覚、そしてその時の精神状態などによって大きく左右され、脳が空腹だと感じるかどうかのサインを出す際にも大きく影響するのです。

言い換えれば、このような状態を上手く利用すれば逆に食欲を抑えることも可能なのです。

 

まず、視覚をごまかして空腹を感じなくさせる方法として有効なのは、盛り付けを工夫することです。

食事の際におかずを大皿に盛りつけてしまうと、過食の原因になりかねません。そこで、おかずを盛り付ける時は大皿ではなく小鉢を使うようにします。

高さが出るようにして小鉢におかずを盛り付けると、同じ量のおかずでも視覚的に多く見せることが出来ます。

 

一方で、食材を大き目に切るという方法も効果的です。

野菜を大きく切ることによって見た目の満足感が増し、「野菜が大きい=量が多い」と視覚的な情報から脳を錯覚させて食欲を抑えることが出来ます。

ただ野菜を大きく切るだけでなく、茹で時間を短くするなど、適度に噛みごたえを残した状態で調理すると自ずと沢山咀嚼することになり、少量の食事でも満足感を感じやすくなります。

 

料理の調理法に気をつけてダイエット

料理の調理法に気をつけてダイエット

ただし、調理法にも気を付けなければなりません。ダイエット中だからと油を抜きすぎた食事ばかりを摂り続けたり、カロリー重視のメニューばかりにしていると満足感を得られず、それが更なるストレスになって過食を招くきっかけになってしまうのです。

特に脂質を極端に減らしたメニューでは、いくら食べても満足感を得ることは難しいとされています。

食事メニューを考える時は脂質も適度に摂取できるように心がけ、油はオリーブオイルやごま油のような良質な油を使うようにしましょう。

 

食事の最中に気を付けるのは、とにかくよく噛んでゆっくり食べること。食事を摂り始めてから血糖値があがるまで、約20分かかると言われています。

早食いをして20分以内に食事を終えてしまうと、満足感を得られないままになり間食をしてしまうので注意しましょう。