くっきりとした二重幅の目は可愛らしさの象徴であり、美人に欠かせない条件でもあります。
しかし、西洋人と違い日本人をはじめとするモンゴロイド系人種の目頭には「蒙古ひだ」と呼ばれる特殊なひだがあります。
この蒙古ひだは目を小さく見せる原因にもなりますが、アジア人特有のミステリアスなアーモンドアイを作る重要な要素でもあるのです。
蒙古ひだは上まぶたの目頭の部分を覆っているひだ状の箇所の呼び名で、モンゴロイド系人種特有の形状です。
蒙古ひだは目元がたるみにくいメリットも?
一重まぶたと同様に、寒冷地で眼球を守るためにこのような形状へ進化したと言われており、日本人の約8割がこの蒙古びだを持っていると言われています。
蒙古ひだがあると涙丘と呼ばれる目頭のピンク色の部分が見えなくなるため、目が小さく見えるというデメリットがあります。
目を大きく見せる整形手術では、目頭切開と言ってこの蒙古ひだを切り、涙丘をあらわにすることで目を大きく見せる施術を行ないます。
蒙古ひだは加齢と共に、目とその周囲の脂肪が少なくなるにつれて徐々に小さくなっていきます。
個人差はありますが、15歳頃から少ずつ減少していき70歳を迎える頃にはほぼ消滅することが分かっており、中でも最も急激に減少し始めるのは30代を迎える頃だと言われています。
目が小さく見えるというデメリットばかりに注目されがちですが、蒙古ひだがあると目の周りの皮膚が引っ張られるので目元がたるみにくく、シワを予防することが出来ます。
また、蒙古ひだがある目頭周辺の皮膚は、他の部位の皮膚に比べて厚くなる傾向があるため、クマが出来にくい人がほとんど。
目元のたるみ、シワ、クマなどは老け顔に見られる原因ですから、これらの症状を防ぐ蒙古ひだがあると、蒙古ひだがない人に比べて若く見られるというメリットもあるのです。
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蒙古ひだをなくすマッサージ
しかし、どうしても蒙古ひだを無くして少しでも目を大きく見せたいというのが女心。
整形手術というリスクを負わずに目を大きくしたいなら、毎日蒙古ひだをマッサージするのが効果的です。
方法は簡単で、特に道具も必要ありません。まず人差し指と親指で目頭の皮膚をつまみ、その状態を約30秒キープします。
皮膚が柔らかくなっているお風呂上がりに、このマッサージを5セットほど行いましょう。出来る限り毎日続けていくと次第に蒙古ひだをずらすことが出来き、目元の印象を変えることが出来ます。
マッサージを行なう時は爪を短くして、指の腹を使い眼球を傷つけないように気を付けてください。