高い抗酸化を持つことから、アンチエイジングに関心を持つ日本女性達の間でもよく飲まれるようになったマテ茶。
しかし、近年の研究ではマテ茶を飲むとがガンを発症するリスクが高まる事が指摘されており、日本のみならず世界中で話題になりました。
健康に良い成分が沢山含まれているはずのマテ茶が、ガンのリスクを高めると言われるその真相とは……?
アンチエイジング・ダイエットに高い効果を発揮するマテ茶
マテ茶はアルゼンチンを原産とするお茶で、ワインなどに多く含まれることで有名なポリフェノールを大量に含有しています。
ポリフェノールは老化の原因となる体内の活性酸素を除去し、若々しい身体を維持するためには欠かせない栄養成分です。
マテ茶の中にはこのポリフェノールがたっぷり含まれているので、飲むだけで美容ドリンクにも負けない抗酸化作用を得ることが出来るというわけなのです。
ポリフェノールの他にも、美白に欠かせないビタミンCや便秘を改善する食物繊維、そして近年若い女性にも多いと言われる骨粗しょう症を予防してくれるカルシウムなどの成分が含まれているため、マテ茶は別名「飲むサラダ」と呼ばれることもあります。
海外では、マテ茶が脂肪の吸収を緩やかにする働きを持つことに注目が集まり、ダイエットドリンク代わりにする人もいるほどです。
サッカーチームのバルセロナに所属する、南米選手のメッシやスアレスもマテ茶をよく飲む事で有名です。
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マテ茶の間違った「飲み方」がガンリスクを高める?
マテ茶は高い美容・健康効果を持つお茶ですが、間違った飲み方をするとガンのリスクが高まることが分かっています。
その間違った飲み方というのは、マテ茶を温かい状態のまま専用の茶器を使って飲むというもの。
マテ茶の原産地であるアルゼンチンでは、高温のお湯で煮出したマテ茶をシマロンという金属製の茶器とストローを使って飲みます。
金属製の茶器はお湯を冷めにくくする性質があるため、マテ茶が高温のまま体内に入ることになり喉や胃の粘膜にダメージを与えてしまい、このダメージが蓄積することによってガンを発症するリスクが高まるのだとか。
実際、シマロンを使用している地域では喉頭ガンなどの発症率が極めて高いことが分かっています。
ただし、マテ茶の茶葉自体に発がん物質が含まれているわけではないので、マテ茶を大量に飲んだからといってガンを発症するわけではありません。
マテ茶は身体に良い成分がたくさん含まれているお茶であり、あくまで「間違った飲み方」をすると、ガンのリスクが高まってしまうに過ぎないのです。
日本では、マテ茶の原産地であるアルゼンチンのようにシマロンを使うことは一般的ではなく、マテ茶を飲む時はほとんどの方がティーカップかマグカップを使うと思うので、そこまで神経質になる必要はありません。
しかし、マテ茶を冷まさずに高温のまま飲むと喉や胃の粘膜に負担がかかるのは事実です。
ガンになることはないとは言え、マテ茶を飲むときは温度に気をつけ少し冷ましてから飲むように心がけましょう。