日本では17世紀頃から栽培されるようになった「さつまいも」。
さつまいもは甘くて美味しいうえ、栄養バランスが優れたとっても優秀な健康野菜なのです。
普段はあまりさつまいもを食べないという女性でも、さつまいもの美容効果を知ればきっと毎日でも食べたくなってしまうはずです。
糖質が多く、栄養に優れたさつまいも
さつまいもは一般的に糖質を多く含んでいることで知られ、江戸時代の日本では主食として多くの人々に食べられていました。
さつまいもの中には糖質の他にも、ビタミンやミネラル類などが豊富に含まれています。
つまり、白米やパンなど主食となる穀物類とくらべても遜色ない糖質の量を持ちながら、同時に野菜や果物にも匹敵するビタミンやミネラルを持った野菜、それがさつまいもなのです。
さつまいもに含まれるビタミンCは、リンゴや柑橘類の約10倍とも言われています。
通常、水溶性ビタミンであるビタミンCは熱に弱く、加熱処理をすると成分が破壊されてしまうのですが、さつまいもの持つビタミンCは熱に強く、でんぷん質でコーティングされているため、焼く・蒸すなどの加熱調理をしても成分が壊れません。
ただ、茹で調理をしてしまうとビタミンCがお湯に溶け出してしまうので、調理する際は注意が必要です。
さつまいもとバターを絡めて焼いたり、そのまま焼き芋にしたり蒸し野菜として食べるのもオススメです。
便秘解消・むくみ予防など美容効果も抜群
さつまいもは糖質やビタミン、ミネラルの他にも食物繊維を多く含んでいます。
便の量が少なく便秘になってしまう女性は、さつまいもを食べて食物繊維を吸収することで便の量を増やしてみましょう。
便のかさが増えると、腸がぜんどう運動をする度に腸壁が刺激され、排便がよりスムーズになります。
また、さつまいもの中に含まれるミネラルの1種カリウムは、むくみ予防に効果的な栄養素です。
カリウムを積極的に摂取するようにすれば、手足や顔のむくみが改善され、体内の老廃物も排出されやすい体質を作ることができます。
野菜の中でも、さつまいもは特にカリウムの量が多いとされているので、むくみ予防にこれほどぴったりな野菜もありませんね。
さつまいもは100gで約130キロカロリーと意外にカロリーも低いので、ダイエット中の女性が食べても安心です。
食事だけでは不足しがちな栄養素を補いたいとき、そして便秘やむくみを改善したいときは、毎日の食事に1本のさつまいもをプラスしたり、間食として取り入れてみてはいかがでしょうか。
栄養満点なさつまいもを食べて、身体の内側からキレイを目指してみてくださいね。