昔からカラフルな色使いで人気の英国ファッション。
そんな英国で最も高い注目を集めるファッションといえば、なんといってもエリザベス女王が華麗に着こなすロイヤルファッションではないでしょうか。
式典などで、いつも華やかな装いを見せてくれるエリザベス女王ですが、実はそのファッションにはさまざまなルールやこだわりがありました。
エリザベス女王のファッションが華やかな理由
エリザベス女王はメディアの前に現れるとき、いつも鮮やかなブルーやピンク、パープルといった色を身にまとっています。
そして、必ずその頭上にはエレガントな帽子がありますよね。このような華やかな色使いの洋服を着るのは、遠くから誰が見ても一目でエリザベス女王だと認識させやすくするため。
式典やパレードなど、いつも多くの人びとに囲まれる王族は、明るい色の洋服を見て、国民に自分の姿をアピールする必要があるのです。
エリザベス女王は女性としては小柄で肌も白いため、鮮やかな色がとてもよく似合いますが、実は女王としての自分をアピールし、注目を集めるために、いつも大胆な色使いの洋服を選ばれているのですね。
ロイヤルファッションのルールとエリザベス女王の美学
エリザベス女王のファッションには、色使いの他にも厳格なルールが定められています。
1つめは洋服にはお金をかけすぎないこと、2つめはシルエットの美しいデザインを着ること、そして3つめはヒールは5cm以上の高さのものは履かないこと。
また、スカートが強風に煽られてまくれることがないよう、裾には重石をつけるのが一般的なのだとか。
このようなルールを守りながら、常に英国王室の顔であり続けるエリザベス女王は、流行に流されることなく、いつもエレガントで洗練されたファッションを身にまとっているのです。
そんなエリザベス女王を引き立てるのは、常に隣に寄り添っている夫のフィリップ殿下。
いつもエリザベス女王のファッションにばかり注目が集まりますが、フィリップ殿下の装いもまた、英国紳士を代表するようなシックで威厳に満ち溢れた、理想的なスーツファッションだと言えるでしょう。
周囲の印象を考え、自分の魅せ方を知っているエリザベス女王の長年変わらないスタイルは、英国のみならず、世界中の女性の憧れと共感を呼びます。
ファッションの流行を追いかけることは決して悪いことではありません。
しかし、エリザベス女王のように、自分だけのファッションのこだわり持ち続けることも、とても魅力的な女性の証ではないでしょうか。