一時期、朝ごはんをバナナに置き換えて痩せる「朝バナナダイエット」が流行しましたが、今度はなんと夜にバナナを食べる「夜バナナダイエット」を始める人が増えているそうです。
夜にバナナを食べるとどうして痩せることが出来るのでしょうか?
その不思議なメカニズムと、効果的な夜バナナダイエットの方法をご紹介します。
昔からダイエット食品として注目されてきたバナナ
マレー半島とフィリピン周辺地帯を原産地に持つバナナが、度重なるも品種改良を経て日本に輸入されたのは明治時代のこと。
大正時代には有名な「バナナの叩き売り」が注目を集め、その物珍しさから日本全国でバナナに対する関心が高まっていったと言われています。
バナナは甘みがあるため高カロリーと思われがちですが、100g当たりのカロリーは約90kcalと以外にヘルシー。
加えて腹持ちが良いため、朝バナナダイエット始めこれまでも貴重なダイエット食として頻繁に食べられてきました。
ダイエット中の食事制限は栄養素の偏りや、栄養不足を招いてしまいがちですが、バナナにはタンパク質やミネラル類、ビタミン類などがバランスよく含まれているので、栄養面でもダイエットをサポートしてくれるとっても便利な食品なのです。
その中でも、バナナに含まれる「アルギニン」は成長ホルモンの分泌を促す働きがあり、代謝をあげて脂肪燃焼効果をより高めてくれます。
関連:バナナの栄養素やカロリーって?焼きバナナで便秘解消&脳卒中予防の効果を!
夜バナナダイエットの実践方法
夜バナナダイエットは夕食をバナナに置き換えることによって摂取カロリーを抑え、睡眠中の脂肪燃焼効果を高めて痩せることを目的としたダイエット方法です。
通常、食事をした後体内では血糖値が上昇しますが、睡眠中も血糖値が下がらないままだと脂肪が蓄積されやすくなり、太りやすくなります。
しかし、バナナに含まれるカリウムやペクチンは血糖値の上昇を防いでくれるため、夕食をバナナに置き換えるとそれだけで脂肪の生成を予防することが出来るのです。
そう考えると、夜バナナダイエットは肥満の元から改善するというとても合理的なダイエット方法なのですね。
また、夜バナナダイエットには細かいカロリー計算や食事制限がないため、ずぼらなダイエッターさんや忙しい社会人の方でも続けやすいというメリットがあります。
基本的には1食1本のバナナがルールですので、空腹を感じる時は炭酸水などと一緒に食べたり、ゆっくりと時間をかけて食べるなどの工夫をしましょう。
無理なく脂肪を減少させ、自然に痩せることが出来る夜バナナダイエット。
ダイエットだけでなく太りにくい身体を作る体質改善効果も期待できますので、ぜひ今日の夕食から取り入れてみるのはいかがでしょうか。