Tゾーンを中心に、無数の小さなシミが発生する「そばかす」。
韓国などではペンシルで肌にそばかすを描く「そばかすメイク」も流行していますが、日本ではやはりそばかすを消したいという悩みを抱える女性が大半を占めていると言われています。
そばかすができる原因はストレスや不規則な生活習慣、そして日焼けによって生成されるメラニン色素。メラニン色素によって出来たそばかすは、正しいケア方法をしなければ量が増えたり、色が濃くなるため注意が必要です。
もし、そばかすが出来てしまっても焦らず適切に対処できるよう、正しいそばかすの対処法を勉強しておきましょう。
メラニンを撃退し、そばかすを薄くする食べ物
すでに皮膚に出来てしまったそばかすを薄くするには、まず食生活を見直すところからはじめましょう。
そばかすを薄くする最も効果的な方法は、肌のターンオーバーを促して新しい肌に生まれ変わるスピードを早くすることです。そのためには、新しい肌の材料となる栄養をしっかりと摂取しなくてはなりません。
健康で美しい肌を作るために積極的に食べたいのがヨーグルトです。ヨーグルトには多くのビタミンBが含まれており、メラニンによって破壊された肌細胞を修復すると同時に、ターンオーバーによって生まれ変わる肌細胞を再生させる働きを持っています。
また、ビタミンCもビタミンBに負けないくらい美肌にとっては欠かせない栄養素です。
ビタミンCにはメラニン色素の活性化を抑制する働きがあるため日常的に摂取すると、たとえストレスを受けたり日焼けをしてもそばかすが出来にくくなります。
水溶性のビタミンであるビタミンCは体内で吸収されなかった分は短時間で排出されてしまうため、たくさん摂取しても身体に害はないので安心ですね。
抗酸化物質で身体の中からそばかすを消す
アンチエイジング効果を持つポリフェノールやカテキンは抗酸化物質と呼ばれる栄養成分で、身体の中からメラニン色素に働きかけそばかすを薄くしてくれるという嬉しい働きを持っています。
ポリフェノールを多く含む食品は赤ワインや味噌・納豆のような大豆食品に多く含まれています。そしてカテキンは日本でも愛飲者の多い緑茶に多く含まれています。
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抗酸化物質は体内で発生し、老化を促進したりそばかすを生む毒素である「活性酸素」を発生させにくくする働きを持っているため、日頃から抗酸化物質を多く含む食事をしていると、そばかすを薄くできることがわかっています。
緑茶や納豆、味噌を使った味噌汁などであれば毎日の食事に簡単に取り入れる事が出来るのでおすすめです。
短時間の外出でも日焼け止め・帽子で紫外線対策を
そばかすのある皮膚は日焼けをするとメラニン色素が活発になり、そばかすの色が濃くなる可能性があると言われています。
そのため、ちょっとした外出時でも日焼け止めや帽子でしっかりとUV対策をし、紫外線を浴びないようにすることが大切です。
特に、紫外線の量が増加するサマーシーズンや1日の中で最も紫外線の量が多いと言われる午前10時~午後2時頃に外出する場合は、必ず紫外線対策を怠らないようにしましょう。
短時間だから大丈夫と油断していると、いつの間にかそばかすが濃くなっているなんてことにもなりかねませんので、そばかす対策の1つとして紫外線対策もしっかりとするように心がけたいですね。
そばかすはシミと違って遺伝による先天性のものである場合も多く、大人になるにつれて薄くなっていくことも多いようです。
しかし、だからといって若いころに紫外線を多く浴びているとそばかすも消えず、同時に多くのシミもできてトホホ……となってしまうことは間違いありません。
すでに出来てしまったそばかすは地道なケアを続けることによって薄くできます。毎日コツコツと紫外線対策や抗酸化物質の摂取を行い、そばかすを薄くするための努力を怠らないようにしたいですね。