適量のお酒が健康維持に効果を発揮する事は有名ですが、その中でも突出した健康効果を持ているのが古くから世界中で愛されてきた「赤ワイン」です。

海外に比べて日本では赤ワインを日常的に飲む習慣はあまり馴染みがないですが、実は毎日少量の赤ワインを飲むようにすると、心臓病や動脈硬化のリスクが低下し病気知らずの身体になれるのです。

ポリフェノールの抗酸化作用がアンチエイジング効果を高める

ポリフェノールの抗酸化作用がアンチエイジング効果を高める

赤ワインは他のアルコールに比べてポリフェノールを多く含むことで知られています。

ポリフェノールは抗酸化作用を持っている栄養素。この抗酸化作用は不規則な食生活や生活習慣の影響でドロドロになった血液をサラサラの状態に戻してくれる働きがあり、血栓症などの予防に役立ちます。

他にも、ポリフェノールの抗酸化作用は肌のアンチエイジングにも効き目があり、メラニン色素の生成を抑えていつまでもハリのある若々しい肌を保ってくれます。

 

さらに、赤ワインに含まれている「レスベラトロール」という成分は、視力回復効果があることでも知られており、毎日長時間目を酷使する人は積極的に赤ワインを飲むと良いでしょう。

最近では学術実験でレスベラトロールを摂取すると難聴になりにくくなることも分かっており、その健康効果に改めて注目が集まっています。

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加熱調理しても赤ワインの高い栄養素はそのまま

加熱調理しても赤ワインの高い栄養素はそのまま

赤ワインを飲む時は、1日に少しの量を出来るだけ毎日飲み続けるのが良いとされています。

赤ワインに限ったことではありませんが、アルコールを飲み過ぎると肝臓に負担がかかり、身体には悪影響しかありませんので、あくまで飲み過ぎない事が肝心です。

 

赤ワインの成分は加熱しても成分自体が変化するわけではないため、赤ワインをそのまま飲むだけでなく、デザートに活用したり、料理のソースとして加熱処理をしても問題ありません。

最近では赤ワインを使ったりんごのコンポートやゼリー、冬場であればホットワインなどが人気ですよね。

赤ワインとフルーツはとても相性がよく、加熱すればアルコール成分が飛ぶので、アルコールが苦手な人でも赤ワインの栄養だけを効率よく吸収することが出来ます。

 

このように、赤ワインは数あるアルコールの中でもとても栄養価値が高く、美容と健康維持の溜めには日頃から飲むようにしておきたいお酒でもあります。

赤ワインと一口に言っても原料となるぶどうの品種、産地などによって様々な銘柄のワインがありますが、得られる栄養にそれほど差はないので、自分が好みの味を選ぶと良いでしょう。