「プロテイン」といえば、アスリートがウェイトトレーニングでたくましい筋肉をつくり上げるために飲む食品、というイメージが強いと思いますが、実は適度な筋肉をつけてスリムな身体を作ることができるダイエッター向けの食品でもあるのです。

ダイエット中に適度に摂取すれば筋肉量を増やすことができ、よりスムーズにダイエット効果を得ることができる「プロテインダイエット」のやり方をご紹介します。

たんぱく質が不足すると筋肉が減り代謝が落ちる

たんぱく質が不足すると筋肉が減り代謝が落ちる

人間の身体の約20%を占めているたんぱく質は毎日皮膚や髪、筋肉などの生成に使われ、食事から体内に吸収してもまたたく間に消費されていきます。

たんぱく質の摂取量が少ないと薄毛や肌トラブルを招くだけでなく、筋肉量が減っていくため代謝が落ち、いわゆる痩せにくい身体になってしまうと言われています。

 

ダイエット中は積極的に運動を取り入れる方も多いと思いますが、ウォーキングやジョギングなど脂肪燃焼に効果的な運動を行なった後の筋肉は繊維が傷ついている状態です。

もちろん、この傷ついた筋肉の補修に使われるのもたんぱく質ですが、日頃からたんぱく質の摂取量が少ない食生活を送っていると、筋肉の補修にまでたんぱく質が行き渡らず、傷ついた繊維の影響で筋肉がやせ細り、やがて代謝がぐんと落ちこんでしまいます。

 

運動をしても体重が落ちないのはたんぱく質不足が原因?

運動をしても体重が落ちないのはたんぱく質不足が原因?

ダイエット中、しっかりと運動をしているのに思ったほど体重が減らない…という場合は、たんぱく質が不足しているケースが考えられます。

一方で、短時間の運動でも効率的に脂肪を燃焼させ、スムーズに体重を落とせている方は、ダイエット中でも食事バランスがよく十分なたんぱく質を補給できている証拠です。

 

しかし、食事制限をしながらたんぱく質をたくさん摂取するのは難しいもの。そんな時に役立つのがプロテインです。

プロテインは植物や動物から抽出したたんぱく質を多く含み、日常生活の中で不足しがちなたんぱく質を補うことのできる食品。

市販されているプロテインは粉末やタブレットタイプのものが多く、食後や運動後に飲むことで傷んだ筋肉を補修し、代謝をアップさせる効果が期待できます。

関連:プロテインダイエットには植物性のソイ?動物性のホエイ?それぞれの効果や飲み方を紹介

 

置き換えダイエット食品としても優秀なプロテイン

置き換えダイエット食品としても優秀なプロテイン

毎日三食の食事の中から、一食をヘルシーな食事にチャンジして痩せるという置き換えダイエット。

置き換えダイエットに使用する食品はさまざまですが、プロテインを配合したシェイクやスムージーを利用すると健康を損なわず、効率的に脂肪を燃焼させることができます。

 

プロテインには植物性たんぱく質と動物性たんぱく質を原料に使用したものがありますが、置き換えダイエットに適しているのは植物性たんぱく質を原料にしているタイプです。

動物性たんぱく質は筋肉になりやすいというメリットがある一方で、体内で吸収されるのが早いため脂肪となって蓄積されやすいというデメリットもあります。

プロテインを飲んで太ったという方の多くは、プロテインを飲みながら運動を取り入れないダイエットを行なっている傾向があり、運動をせずに置き換えダイエットだけで痩せたいならば、吸収の緩やかな植物性たんぱく質から作られたプロテインを摂取する方が向いていると言えます。

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過剰摂取に注意!プロテインの飲み過ぎは腎臓を傷める

過剰摂取に注意!プロテインの飲み過ぎは腎臓を傷める

プロテインがダイエットに良いからと、早く痩せたいあまり毎日適量を守らず過剰摂取する方もいます。

しかし、プロテインを毎日多く摂取しすぎると腎臓に過度の負担がかかり、健康を害してダイエットどころではなくなってしまいます。

腎臓は血液の中にある老廃物をろ過して排出し、体内の栄養バランスを整える働きをする器官ですがプロテインを大量に摂取し続けると腎臓がその量の処理に対応しきれなくなってしまい、やがて目眩や吐き気といった不調をもたらすことになるので注意が必要です。

 

プロテインは、筋肉の量を増やし代謝をアップさせてくれる優秀な栄養素。

女性は男性に比べて筋肉量が少ないため生まれつき痩せにくい体質であるといえますが、プロテインを積極的に日常生活の中に取り入れることで痩せやすい身体へシフトさせていくことができますよ。