鼻や頬の毛穴はしっかりとケアしていても、意外に見落としがちになるのが唇の下にある毛穴たち。

唇の下は皮脂の分泌が盛んな部分で毛穴に皮脂が詰まり角栓となりやすいため、適切なケアをしなければ毛穴が隆起して、やがてブツブツと毛穴が目立つ肌になってしまいます。

下唇の影になっているため見落としやすい、この唇の下にある毛穴のケア方法をご紹介します。

唇の下には皮脂を分泌する汗腺がある

唇の下には皮脂を分泌する汗腺がある

人間の身体の中には皮脂を分泌する汗腺が無数に存在しています。汗腺は当然顔周辺にも通っており、顎の下にもあります。

汗腺のある部分は特に皮脂が多く分泌される場所なのでニキビや吹き出物ができやすく、同時に顔が皮脂でテカりやすくなるという特徴があります。

女性の場合はファンデーションなどが汗腺に近い毛穴に詰まると、すぐに毛穴が盛り上がって広範囲の毛穴がブツブツとした白ニキビのような状態になることも。

冷暖房の効いた室内にいると肌が極端に乾燥してしまうため、汗腺は肌を乾燥から守ろうと皮脂を大量に分泌するようになります。そのため、肌が乾燥しがちな人はブツブツ毛穴になりやすいとも言われているのです。

 

顎の下のブツブツ毛穴は洗顔が不十分なときにできる

顎の下のブツブツ毛穴は洗顔が不十分なときにできる

顎の下は下唇の影になっている場所なので、クレンジングや洗顔時にしっかりと汚れを落としきるのが難しい部分です。

また、唇と顎に挟まれくぼみができているので、手が届きにくくクレンジングや洗顔フォームの泡を塗りにくいため、いつも洗い残しや老廃物が溜まっている状態が続き肌を劣化させてしまうこともあります。

唇の下の毛穴をしっかりと洗う習慣を身につけるには、洗顔の時どの部分から洗うか順番を決めておくことです。そうすれば唇の下も忘れずに洗う癖がつき、ブツブツ毛穴になるのを予防することが出来ますよ。

 

ブツブツ毛穴が出来たときは、洗顔+保湿でダブルケア

ブツブツ毛穴が出来たときは、洗顔+保湿でダブルケア

もし、手で下唇の毛穴を触ってザラザラしたりブツブツしているようであれば、毎日のデイリースキンケアだけでは毛穴を目立たなくさせるまでにはかなりの時間がかかってしまうため、より保湿を強化してみましょう。

ブツブツ毛穴はベースメイクでもカバーするのが困難なだけに、できるだけサッと素早く治してしまいたいですよね。

その為には朝晩の洗顔で重点的に下唇から顎の部分を洗うようにし、同時にしっかりと水分補給を行って保湿を怠らないことが大切です。

 

すでに毛穴がブツブツ状態になっているということは、毛穴の中に角栓や皮脂が入り込んでいる可能性が非常に高いということ。そんな時にクレンジングオイルを使用すると余計毛穴に皮脂を侵入させてしまいますので、もしも普段からオイルタイプのクレンジングを使用しているなら、ジェルかミルクタイプに切り替え肌に極力油分を与えないようにしてみましょう。

そして洗顔後は高保湿の化粧水をパッティングし、下唇の下にだけティッシュに化粧水を染みこませて作るティッシュパックを乗せた上にラップでフタをし5~10分置いて化粧水を毛穴の奥まで浸透させます。

その後、乳液などを塗って水分の蒸発を防ぐようにすれば、毛穴が少しずつ小さくなっていくので黒ずみも目立たなくなっていくはずです。

 

唇の下は顔の中でも比較的目立たない場所ですが、人と話しているときなど他人と顔が近づいたときにはどうしてもブツブツ毛穴が目立ってしまいます。

しかし毛穴ケアは毎日地道に続けていれば毛穴も小さくなっていきますし、黒ずみも必ず解消させることができますので、とにかく大切なのは毎日丁寧な洗顔と保湿という基本のスキンケアを継続すること。

ブツブツ毛穴をなんとかしたいあまり、毛穴パックを使うと余計に毛穴を広げて黒ずみを目立たせてしまう悪循環になってしまいますので、焦らずにまずは今回ご紹介したスキンケアからはじめてみてくださいね。