女性に多いと言われる冷え性は冬シーズンに突入するとさらに深刻化し、ずっと手足が冷えたまま一日を過ごすという方も珍しくないと言われています。
「冷えは大病のもと」と言われるように、身体をずっと冷やしたままでは体調不良の引き金になり、やがて取り返しにつかない疾患を発症することもあります。
こうした冷えによるトラブルを予防するために、いま女性達がこぞって始めているのが「冷えとり」とよばれる健康法。どんなに頑固な冷え性でも改善することができると話題の冷えとりの方法をご紹介します。
冷え性の原因は身体の内側にある脂肪が原因
手足が冷たい状態が慢性的に続く冷え性は、もともと身体の内側にある内臓が冷えその悪影響によって血液の流れが滞ってしまうことで引き起こされます。
内臓を冷やす悪習慣は冷たいドリンクの飲み過ぎや薄着などが挙げられますが、一方で標準体重よりも脂肪の多いいわゆる肥満体の人は内臓についた皮下脂肪がさらに血液の流れを悪化させ、より重度の冷え性になってしまうケースが多いと言われています。
こうした悪習慣をずっと続けていると身体が慢性的に冷えている状態になり、免疫力の低下や自律神経が乱れはじめて体調不良の引き金になってしまいます。
つまり、身体が冷えると感じたら早期的に対策をとり改善することが何よりも大切なのです。
血行改善に効果的!入浴時間を利用した冷えとり
短時間で内臓を温め、冷えを改善する冷えとり方法として有名なのが「半身浴」です。
半身浴は浴槽に3分の1~半分ほどの湯を入れ、30分から1時間ほどじっくりと入浴して身体の内側から体温を上げるという健康法。
筋肉量の多い下半身を中心に温めるため、筋肉のポンプによって血行が全身に巡りやすくなり、冷え性を引き起こす原因の1つである血行不良を改善して冷え性の症状も和らげることができます。
入浴後に高体温の持続時間を長くするために、お湯に日本酒などを加えても効果的。
週に2、3回半身浴を続けるだけで、驚くほど冷え性が改善され冷え知らずの身体を手に入れることが出来ますよ。
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靴下の重ね履きで足元から温める冷えとり方法
身体の部位の中でも、足元は特に冷えやすい部分です。
そのため、絹やコットンのような通気性に優れ、尚且つ保温性のある素材を使用した靴下を2~3枚重ね履きして冷え性を改善する女性も多いのだとか。
冬シーズンは暖房の効いた部屋の中でも足先が冷えてしまうもの。その理由は暖房によって靴下の中に汗をかき、その汗が時間とともに冷やされて体温を奪ってしまうからです。
ですから靴下の通気性を良くしつつ、重ね履きをすることで保温性を高めてあげると足の冷えを緩和することができるのです。
重ね履きする靴下は、ベーシックなものよりも指が一本ずつ分かれている5本指ソックスがおすすめ。
5本指ソックスは、足の指の間の汗を吸い取って足が冷えるのを防ぐのに役立ちます。
また、絹やコットンのような天然素材は肌から毒素を吸い取ってくれるとも言われており、履くだけで足のむくみが解消されるといったデトックス効果もあります。
靴下の重ね履きは素材と5本指タイプにこだわるだけで、冷えとりとデトックスを同時に解消できる優れた健康法なのですね。
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ずっと身体が冷えたままでは体調不良はもちろんのこと、集中力や記憶力までもが低下し生産性を下げてしまうことにもなりかねません。
最近の研究では冷えが冬季うつを引き起こすリスクがあることも明らかになっていますので、冷えを軽く考えず適切に対処することが何よりも重要だと言えるでしょう。
特に、妊娠・出産を控える女性にとって冷えは大敵!もしも深刻な冷え性に見舞われたら、今回ご紹介した冷えとりの方法を試して冷え性を改善してみてくださいね。