女性らしいスタイルを維持したり、美しい肌や髪を作るのに欠かせない女性ホルモン。

女性ホルモンは10代後半から20代前半にかけて最も多く分泌され、その後は加齢と共に分泌量が減っていくことがわかっています。

ストレスや生活習慣の影響を受けやすい女性ホルモンですが、女性ホルモンの分泌を妨げる悪習感がどんなものか見ていきましょう。

栄養不足が女性ホルモンを減少させる

栄養不足が女性ホルモンを減少させる

女性ホルモンは食事によって分泌量をコントロールする事ができます。

テレビや雑誌などでも話題になりましたが、大豆に含まれるイソフラボンは女性ホルモンの分泌を促してくれる働きをします。

大豆の他にもザクロやアーモンドを食べると女性ホルモンの増加が期待できることが分かっており、これは食品に含まれる抗酸化物質やビタミン類がホルモンの分泌を促す自律神経を刺激するためです。

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一方で、このような食品を全く食べないバランスの悪い食事をしていると、女性ホルモンの量が減少します。

女性ホルモンが減少すると女性が微量に持っている男性ホルモンの影響が強くなってしまい、抜け毛が増えたり、まるで男性のようなヒゲが生えてきたりするだけでなく、様々な肌トラブルにも見舞われることになります。

女性ホルモンの分泌量は食事に左右されるといっても過言ではないのです。

 

冷え性とホルモンバランスの深い関係

冷え性とホルモンバランスの深い関係

女性の半数以上が悩まされているといわれる身体の冷えも、女性ホルモンと深い関わりがあります。

というのも、身体が冷えることによって血行が悪くなり、内臓や子宮、卵巣などが冷えてしまうと、女性ホルモンの分泌バランスも崩れてしまいます。

ホルモンバランスが崩れると微熱やめまいが続いたり、常にイライラした状態に陥る、いわゆる年期障害と似た症状を引き起こします。

 

冷え性の女性の中でもタバコを吸う女性は特に血管が萎縮しやすいため、より重度の冷え性にかかりやすいと言われています。

タバコを吸うと冷え性が悪化してホルモンバランスが乱れるだけでなく、女性ホルモン自体が分解されてしまい、いくらホルモンが分泌されてもそれが身体に吸収されなくなってしまうのです。

冷え性と喫煙は女性ホルモンにとってはまさに害。このような習慣はすぐに改善しましょう。

 

加齢による女性ホルモンの減少は、食事と生活習慣次第で食い止めることが可能です。

規則正しい生活を送ることで、いつまでも女性らしい美しさを保つことが出来るため、女性ホルモンの分泌を阻害する生活習慣を行なっていないか一度見直してみてはいかがでしょうか。