世界的なリーダーと言えばアメリカのオバマ大統領や、Apple創業者のスティーブ・ジョブズなどが挙げられますが、実は彼らのファッションにはある共通点が存在しています。
その共通点とは「いつも同じ服を着ている」ということです。
同じ服を着続ける理由とは?
オバマ大統領やスティーブ・ジョブズがメディアに現れるとき、オバマ大統領はいつもグレーか青色のスーツ、スティーブ・ジョブズはシンプルな黒のタートルネックにデニム、そして靴はスニーカーという出で立ちです。
このスタイルは彼を象徴するスタイルとして世間にも認識され、特にスティーブ・ジョブズにとってはこのスタイルが彼自信の象徴とも言えるほど。
実は彼らだけでなくFacebookのCEOマーク・ザッカーバーグなど、世界中の経営者や指導者はこのように同じ服を着続けている人が多いのです。
ただし、同じ服を着続けるといっても服を買わないというわけではなく、同じ服を何着も買って着まわしているとことです。
かつてオバマ大統領は「なぜ同じ服ばかりを着続けるのか」という記者からの質問に対して、「同じ服を着ることで、決断の数が減る。私には何を着るかの他に決断しなければならない事が山のようにある」と答えています。
毎日何を着るかという事に悩むよりも、決まったものを着続けることで他のことに集中することが出来るのですね。
日本でも流行る?「ノームコア」ファッション
このような「同じ服を着る」というスタイルは、ノームコアの流行をさらに加速させました。
ノームコアの定義は派手なファションではなく、カジュアルかつシンプルなアイテムを着るということ。
海外ではオフィス内でも私服勤務が許されている企業が多いですが、ノームコアが流行しはじめた近年ではハイセンスなファッションよりも、シンプルで質素なファッションを身にまとうことが推奨されつつあるようです。
ノームコアファッションの定番アイテムと言えば黒や白、グレーなどシックな色の無地トップス、スウェット、ジーンズなどが挙げられます。
これまではオフィスに着ていくにはカジュアルすぎると思われていたこれらのアイテムも、ノームコアの流行と共に受け入れられるようになってきており、WEBや広告など特にクリエイティブな仕事を行なっている企業では、このようなシンプルカジュアルなファッションで働く人々が増えています。
日本の中でもこれからはこのような柔軟さを取り入れてノームコアを実践する企業が出てくるかもしれません。
ファッションよりも創造性や生産性を優先した結果「同じ服を着る」という結論にたどり着いた世界のトップリーダー達。
数々の偉業は、そのファッションセンスが支えていたのかもしれませんね。