和食の薬味として日本人には馴染み深いわさび。しかし、薬味としてしか食べないなんてもったいない!と思えるほど、わさびには高いアンチエイジング効果が秘められているのです。
わさびは辛味成分に殺菌効果があることは有名ですが、実はアンチエイジング効果があることを知らない女性は意外に多いかもしれません。
そこで今回は、わさびの持つ驚くべきアンチエイジング効果と、栄養を余すところなく摂取できる食べ方についてご紹介します。
強い抗酸化作用を持つわさびは優秀なアンチエイジング食品
わさび独特の辛味成分の中には、カカオなどに含まれることでも知られるポリフェノールが豊富。
ポリフェノールには体内の活性酸素を除去して身体のサビつきを防ぐアンチエイジング効果がありますが、わさびの中にはスルフィニルと呼ばれる抗酸化成分があり、体内に吸収されると高いアンチエイジング効果を発揮します。
一般的に、ポリフェノールなどの抗酸化物質はすでに体内で生成された活性酸素を除去するのですが、スルフィニルはすでに存在する活性酸素を抑制するだけでなく、活性酸素の生成自体を防いでくれる働きを持っています。
ドロドロ血液を改善して心筋梗塞を予防するわさび
わさびに含まれる「スルフィニル」には、抗酸化作用の他にもドロドロ血液をサラサラにしてくれる働きがあります。
血液がドロドロ状態になると、全身に血液が行き渡らなくなってしまい手足が異常に冷えたり、抜け毛が増加する、あるいは肌にくすみやクマができやすくなるなどのトラブルを引き起こします。
さらに、ドロドロ血液が深刻になってくると血液が固まってできる血栓が血管を塞いでしまい、心筋梗塞を発症するリスクも高くなります。
こうした疾患を予防するために、わさびを食べて血液をサラサラにしてくれるスルフィニルを摂取することはとても効果的だといえます。
わさびの栄養成分をしっかりと吸収できる食べ方
わさびを食べるときは、できればチューブの加工品ではなく新鮮な生のワサビを少しずつ擦って食べるようにするのがおすすめです。
これは、加工品のわさびは生のワサビと比べてスルフィニルの量が少なく、たくさんわさびを食べても本来のアンチエイジング効果を得ることが難しいためです。
さらに、わさびは一度に多くの量を食べるのではなく、少量をこまめに食べるようにしてください。わさびの持つ栄養成分は水溶性のものが多く、一度にたくさんの量を食べてもすぐに体外に排出されてしまうので注意が必要です。
わさびを積極的に食べるようにすると、身体の内側から若返りさらにドロドロ血液が改善されることで血管年齢までもが若返っていきます。
薬味として食事の脇役にするなんてもったいない!これからは積極的にわさびを料理に取り入れて、いつまでも若々しい身体を維持できるようにしたいですね。