最近、テレビや美容雑誌などでよく見かける「チアシード」。
でも、健康や美容に良いらしいとなんとなく理解していても、実際にはどんな食品なのか知らない女性も多いはず。
そんな女性は、一度じっくりと今更聞けないスーパーフード・チアシードについておさらいをしてみましょう。
スーパーフードと呼ばれ、高い栄養素を含むチアシード
チアシードとは、主に中南米を原産地とするサルビア・ヒスパニカと呼ばれる植物の種のことを言います。
見た目は白黒の小さな粒ですが、この小さな粒の中には世界中で「スーパーフード」と呼ばれるほどたくさんの栄養が含まれているのです。
主な栄養素としては、動脈硬化の予防や血栓の生成を防ぐ働きを持つオメガ3脂肪酸、そして人間の体内では作り出すことができないと言われている必須アミノ酸などが挙げられます。
他にも、ビタミンやミネラル類を豊富に含み、カルシウムや食物繊維といった成分まであるというから驚きですね。
どれが正解?チアシードの賢い食べ方
チアシードは植物の種なので、初めて食べる方はどのように調理すればいいか迷う方も多いと思います。
まず、どのように調理するにしても事前に必ずやっておくべきことは水に浸してチアシードを柔らかくしておくこと。
チアシードは水に浸すことで種の中に含まれる食物繊維種が溶け出して種の周りにゼリーのような膜を作ります。この膜はグルコナンマンと呼ばれ、便秘の解消や血糖値を低下させてくれるのに役立ちます。
30分ほど水に浸して柔らかくしたら、後はチアシードをヨーグルトやスムージーに混ぜて食べればOK。味はほぼなく匂いも無臭なのでどのような食品に混ぜても風味を損なうことがないのも、チアシードの魅力です。
チアシードの栄養を壊すNG調理法
チアシードを調理する際には、せっかくの栄養成分を壊してしまわないように注意しなくてはなりません。
最もNGなのは、チアシードを炒ったり蒸したりするなどの加熱調理。
チアシードを加熱するとオメガ3脂肪酸の成分が壊れてしまい、いくら食べても健康効果を得ることができなくなってしまいます。
また、栄養満点で健康に良いからと過剰摂取するのもやめましょう。オメガ3脂肪酸をあまり大量に摂取すると消化器官に負担がかかり、体調不良を引き起こす場合があります。
チアシードは高い栄養を持ち優れた健康効果を発揮するスーパーフード。
その恩恵を受けるためには、栄養成分を壊さずに食べるようにするのが大切です。
チアシードは健康やダイエットにもおすすめの食品なので、ぜひ毎日の食生活に取り入れてみてください!
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