現在、外食のメニュー表や食品の裏面には、カロリーが記載されていることがほとんどです。
高カロリーのメニューや食品を避け、海藻やきのこ類の低カロリーなものを選ぶのがダイエットの常識となっています。
とりあえず低カロリーの食事を続けて、体重は落ちたけれど肌はガサガサで元気も出ない・・・。すぐに体重の下げ止まりが来てしまう・・・といった経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか。
低カロリーのものは太らないという安心感があり、たくさん取り入れたくなるものですが、低カロリーにこだわっていると、栄養不足によりカラダが省エネモードに切り替わるため、逆に瘦せにくくなることがあります。
カロリーではなく食事の内容と質を見極めると、本当は食べたいメニューがあるのに、無理に低カロリー食を選ぶストレスもなく瘦せることが出来ます。
理想の食事バランスを目指そう
食事メニューには理想のバランスがあります。それは「たんぱく質」「炭水化物」「脂質」を出来るだけ均等に摂ることです。
例えば、お肉や魚を手のひらくらいの大きさ100gに対し、ゴハンは小振りのお茶碗に1膳で100g、脂質はオイルなど無理に減らさずきちんと摂ります。
たんぱく質は、脂肪を燃焼させる為に必要で、その働きを助ける為に炭水化物が必要です。
適度な脂質はたんぱく質と合わさることにより、満腹中枢を満足させる脳内物質を分泌させたり、便秘を防ぐ効果があります。
こうしてお互いの栄養素が助け合って、さらなる相乗効果を生み出してくれるのです。
偏った食事がダイエットや健康において、いかに非効率的か理解できると思います。
外出先でも質の良い食事を
口に入れるものが、質の良いカロリーかそうでないかを見極めるのも大切です。
例えば外食やランチ時は、丼物より品数の多い定食を選びます。
炭水化物、たんぱく質のおかず、汁物、野菜と小分けになっているのでパッと見で栄養素が分かりやすいですし、実際に栄養バランスも良いのです。
緑黄色野菜が使われた彩りのよい料理は、見た目にもカラダにも嬉しいですね。
お酒の席であれば、おつまみの刺身や冷奴、枝豆などに良質のたんぱく質が含まれています。探してみると意外とたくさんありますよ。
しかもこれらは、アルコールの分解を助けてくれるミネラルや、ビタミンB1が豊富に含まれています。
カロリーの数字だけに振り回されず、質の良い栄養素をバランスよく食べることを心がけると、無理な食事制限なく瘦せ体質にもっていくことが出来ます。
しっかりと栄養で満たされたカラダは、不要なカロリーを要求することなく、どんどんエネルギーを燃焼してくれるのです。