甘酸っぱい果肉とつぶつぶの種の食感がくせになり、美容効果も高いことから女性に大人気のフルーツであるキウイ。

今はスーパーでも酸味の少ないゴールデンキウイなどが販売されるようになり、小さなお子さんやご高齢の方にも人気があるフルーツです。

日本ではキウイを食べるとき、半分に切りスプーンで果肉をすくって食べるのが一般的ですよね。

しかし、海外では皮ごと薄くスライスして丸ごと食べるのがポピュラーな食べ方なのだそう。海外の女性がそうまでして食べたがる、キウイの皮には一体どんな栄養素が含まれているのでしょうか?

日本でキウイが食べられるようになったワケ

日本でキウイが食べられるようになったワケ

現在、日本で売られているキウイのほとんどはニュージランドやオーストラリアからの輸入品で、市場の約7割を占めていると言います。

しかし、意外にもキウイの原産地は中国の揚子江周辺地帯です。

20世紀初頭にたまたま中国を訪れていたニュージランドの学者が種を持ち帰り、改良を重ねて出来たのが私達がよく知るいまのキウイなのです。

 

キウイの表面はざらざらした短い毛に覆われているため、日本では皮を脱いて中身の果肉だけを食べるようになりました。

輸入元のニュージランドやオーストラリアでは皮ごと食べるのが当たり前です。これは、皮に含まれている栄養をあますところなく吸収できる、とても合理的な食べ方だったんです。

 

キウイの皮には栄養が豊富に含まれている

キウイの皮には栄養が豊富に含まれている

キウイの果肉にはビタミンC、ビタミンEなどの栄養素の他に、ガンや動脈硬化の予防に効果的なポリフェノールが多く含まれています。

元々、キウイはポリフェノールの含有量が果物の中でもかなり高いことで有名ですが、キウイの皮には果肉に含まれる約3倍ものポリフェノールが含まれていると言われています。

皮を剥かずにそのまま食べることによってポリフェノールを多く摂取できれば、ガンや動脈硬化はもちろん、女性に多い骨粗しょう症の予防にも役立てることが出来ますね。

 

これからはキウイを「皮ごと」食べよう

これからはキウイを「皮ごと」食べよう

果肉だけを食べる習慣が根付いている日本では、キウイを皮ごと食べるとなると少し躊躇してしまうでしょう。

キウイの産毛は水で洗いながら手でゴシゴシと洗うと自然と抜け落ちていくので、口に入れたときにはそれほど気になりません。

それでも抵抗があるときは産毛のないゴールデンキウイや、皮ごと食べられるプチトマトほどの大きさをしたベビーキウイをチョイスしてみましょう。

 

キウイを皮ごと食べるときは、必ず無農薬栽培のものを選び有害な薬物を摂取しないように気をつけましょう。

今はスムージーなども流行っていますから、皮ごとミキサーに入れてジュースにしてしまうのもおすすめです。