毎日3食きちんと食事を取っているのに、常に空腹感を感じるという経験はありませんか?
常に空腹感を感じている人は、食後でもすぐに何か食べたい衝動に襲われてしまうと言います。
このような症状は多くの場合、血糖値の低下が原因です。食べても食べても血糖値が上昇せずお腹が空く、そんな慢性的な空腹感を引き起こす3つの悪習慣を見てみてましょう。
睡眠不足が空腹感と肥満の原因になる
肥満や慢性的な空腹感を感じる人は睡眠時間が短かったり、頻繁に夜更かしをしている場合が多いと言われます。
人間は睡眠不足が続くと空腹ホルモンとも呼ばれるグレリンが増加する傾向にあり、食事を食べても中々血糖値が上がらなくなってしまいます。
さらに、睡眠不足は脳に満腹感を伝える働きをもつレプチンという成分も減少させてしまうため、グレチンとの相乗効果で空腹感を感じやすくなってしまうのです。
朝食を抜いたり量が少ないのもNG
睡眠中、人間の身体は骨や細胞を生成するため多くのエネルギーを消費し血糖値も下がっている状態です。
そのため、朝食で栄養を補給してあげなければ低血糖状態が続き、常に空腹感を感じるようになってしまいます。
朝食を食べない、あるいは少量で済ますことが多くなると、脳内から神経伝達物質であるドーパミンが絶えず分泌され続け、食欲中枢が刺激され続けます。
朝食は出来るだけしっかりと食べ、血糖値を上昇させることが空腹感を撃退することに繋がるのです。
ストレスが空腹感を高めて暴食を招く
いつもストレスにさらされていると、そのイライラが原因で空腹感を感じることもあると言います。
これは、ストレスによって空腹ホルモンのグレリンが増加してしまうためで、ストレスが強ければ強いほど、グレリンの量も増え、過剰に分泌されるようになると言われています。
ストレスで空腹を感じると、そのストレスを取り除こうと過食や暴食を起こしてしまう人も少なくありません。
過食や暴食はストレスを解消するどころか、自己嫌悪でさらなるストレスを引き起こす原因にしかなりません。
イライラして空腹感を感じたときは、飴やガムを食べて一時的に血糖値を上げてあげるのも効果的です。
常に空腹感を感じるようになると、集中力や記憶力などパフォーマンスの低下を招き、仕事や日常生活にも支障が出る事態になりかねません。
空腹感と上手に付き合うには睡眠や朝食、ストレス解消の3つの習慣に気を配りながら、規則正しい生活を送ることが1番だと言えるでしょう。