毎日夕方になると足がパンパンになって歩くのも辛いという女性は多いかもしれません。

こうした症状を引き起こしているのは主に水分が足に溜まって起こる「むくみ」ですが、原因が分かっていてもむくみを予防するのは簡単なことではありません。

足のパーツの中でも特にむくみが起きやすいのがふくらはぎ。ふくらはぎがむくみによってパンパンになると足が太く見えるだけでなく、ずっと足に疲労感を感じることにも繋がり同時に老廃物を溜まりやすくして足太りを引き起こしてしまうこともあります。

この悩ましいふくらはぎのむくみが起こるメカニズムと、対処法についてご紹介します。

ふくらはぎがパンパンにむくむ1番の原因は「むくみ」

ふくらはぎがパンパンにむくむ1番の原因は「むくみ」

ふくらはぎのむくみを引き起こす原因の1つは、足の筋肉に溜まった疲労です。

毎日デスクワークで1日中座ったままだったり、立ちっぱなしでいたりすることで筋肉が凝り、ふくらはぎのポンプ機能が衰えてしまいます。水分や老廃物を押し返す働きが衰えてしまうと、足がむくみやすくなってしまうのです。

 

同じ姿勢を長時間続けていると、足の筋肉が凝り固まって疲労物質が溜まりやすくなり、むくみを引き起こす原因となります。このような場合は、いくらむくみを予防するために水分の摂取を控えてもほとんど効果がありません。

普段からよくスカートを履く女性はふくらはぎが露出している時間が長いため足全体が冷えやすく、よくむくみを招いてふくらはぎがパンパンになってしまうことがあります。

身体が冷えると血液の流れが滞りがちになりますが、当然ふくらはぎもこの悪影響を受けてしまうので、血行不良になり水分や老廃物が足に溜まってしまうのですね。

 

ふくらはぎを触って固いのなら筋肉疲労の可能性も

ふくらはぎを触って固いのなら筋肉疲労の可能性も

パンパンになったふくらはぎを触ってみて極端に固いようなら、それはむくみではなく筋肉太りかもしれません。

普段からウォーキングやサイクリングなど足を使う運動をしている女性は、ふくらはぎの筋肉が人よりも発達しています。

しかし、急激な運動をしたり運動後のクールダウンをせず筋肉へのダメージをそのままにしておくと、やがて筋肉に疲労物質が蓄積して筋肉疲労となったり筋肉が炎症を起こすことがあるのです。

ふくらはぎの筋肉を酷使し蓄積したダメージを放っておくと、疲労した筋肉やその周辺の筋が損傷していき身体がこの損傷をカバーしようと細胞を活性化するため、ふくらはぎがパンパンに固くなることがあります。

 

ふくらはぎのむくみを取り除くフットケア

ふくらはぎのむくみを取り除くフットケア

むくみが原因でふくらはぎがパンパンになってしまった時は、リンパマッサージで足のポンプ機能を活性化し、ふくらはぎに溜まった水分と老廃物を上へ押し上げてあげるのが良いでしょう。

ふくらはぎをマッサージするときは足の側面をリンパに沿って下から上へ押し揉むようにするか、市販のマッサージローラーでふくらはぎをまんべんなく揉みほぐしてあげましょう。

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また、リンパマッサージ以外にも、足ツボを押すことでふくらはぎのむくみが解消することがあります。

足の裏には身体のツボと密接に関わっている反射区が多く存在しているため、指の付け根や土踏まず、かかとなどを重点的に刺激することで足の血行が改善しむくみが解消します。

関連:親指や土踏まずのツボをマッサージで不調改善効果!足の裏を押すと痛いのは老廃物が原因

 

筋肉疲労でふくらはぎが張った場合のケア

筋肉疲労でふくらはぎが張った場合のケア

筋肉疲労によってふくらはぎがパンパンになった場合は、足の筋肉に疲労物質の乳酸が溜まっている証拠。このようなときは乳酸を取り除くために、自宅で半身浴をするのがおすすめです。

半身浴と同じくらい筋肉疲労に効果があるのがクエン酸の摂取。クエン酸は高い疲労回復効果を持っているため、疲労して張った筋肉の炎症を抑え、張りや凝りを緩和してくれるのです。

もしもパンパンに張ったふくらはぎを触ってみて筋肉が熱を持っているようなら、筋繊維が炎症を起こしている可能性が高いため冷湿布などを張って筋肉を冷やしましょう。

 

寝ている間にできるふくらはぎのケア

寝ている間にできるふくらはぎのケア

女性の中には寝ている間にふくらはぎがパンパンになり、朝だけ足が太くなってしまうという人もいます。就寝中にふくらはぎがパンパンになる原因は、就寝前の水分の摂り過ぎが主な原因です。

人間は寝ている間に大量の汗をかきますが、就寝中はずっと同じ姿勢をとり続けている状態です。

そのため、就寝前に水分を取ってしまうと重力に従ってベッドのマットレスに接している部分に水分が溜まりやすくなり、当然ふくらはぎにも余分な水分が溜まってしまうので翌朝には足がパンパンになってしまうのです。

 

このような場合は、寝る時に着圧ソックスを履き、ふくらはぎを適度に締め付けた状態にすると良いでしょう。

足に圧をかけることで寝ているときも足に水分が溜まりにくくすることができ、ふくらはぎがパンパンになるのを予防することができますよ。

 

ふくらはぎがパンパンに張っていると、それだけで全身が太ってみえてしまいます。パンツを履いたときにも足のラインがくっきりと出てしまうのも女性なら気になってしまいますよね。

むくみや筋肉疲労が原因で起こるふくらはぎの肥大化は、その日のうちに解消することが大切。何のケアもせず放置してしまうとやがて脂肪やセルライトとなり足を太くしてしまうので注意が必要です。