今年はファッション界にもリバイバルブームが到来しています。その影響を受けて、一際熱い注目を浴びているのが60年代のレトロファッションです。

60年代はビビッドな色使いやポップなデザインのアイテムが多く発表され、上品でクラシカルなスタイルが今でも世界中で人気を得ていますよね。しかし、60年代ファッションをいざデイリースタイルに取り入れようとすると意外に難しものです。

レトロにしたいのにどこか野暮ったくなってとほほ……なんてことにならないよう、今話題の60年代レトロファッションの特徴とデイリースタイルに取り入れる際のポイントをレクチャーします!

60年代ファッションってどういうスタイルのこと?

60年代ファッションってどういうスタイルのこと?
引用:weheartit.com

60年代ファッションと聞いても、それがどんなスタイルなのか答えられる人は少ないかもしれません。

一般的に60年代ファッションと呼ばれるものは、コンパクトなシルエットが可愛いミニスカートやヒッピー、ボヘミアンのエッセンスを取り入れたスタイルのことを差します。

この頃はボーダーやバイカラー、チェック柄などインパクトのあるアイテムが多いのも特徴。レトロ感漂うスタイルは今なお世界中のファッショニスタに愛されている人気の高いファッションの1つなのです。

 

60年代スタイルを取り入れるには「色使い」を真似よう

 60年代スタイルを取り入れるには「色使い」を真似よう
引用:weheartit.com

デイリースタイルに60年代のエッセンスを取り入れるなら、まずは色使いを真似てみるのがおすすめです。

60年代はピンクやオレンジ、イエローなどビビッドなカラーが多用され、同時にガーリーなパステルカラーも流行しました。

2色をカッティングによって切り替えメリハリを生むバイカラーを使ったアイテムが多いのも特徴ですので、トップスをはじめシューズなどでバイカラーのアイテムを一点投入するだけでも簡単に60年代風コーデを作ることができますよ。

 

60年代を代表するカラーであるピンクを取り入れるなら、面積の小さいミニスカートやバッグのようなアイテムを選びましょう。

イエローやグリーン、オレンジのようなビタミンカラーは肌がオークルの人によく似合い、一方で色白の女性には赤やロマンティックなパステルカラーが似合いますので、自分の肌と相性の良いカラーを選ぶのもおしゃれに見えるポイントだと言えるでしょう。

 

どんなアイテムが似合うのは迷ったらとにかく「ミニ」!

 どんなアイテムが似合うのは迷ったらとにかく「ミニ」!
引用:weheartit.com

60年代を代表するファッションアイテムといえば、何と言ってもミニスカート。ツイッギーの登場で海外の女性たちの間で爆発的な人気となったミニスカートは、さらっと1枚で履くだけでデイリースタイルを一気に60年代スタイルに早変わりさせてくれる優秀アイテムです。

今年はミニスカートもトレンドアイテムの1つになっていますが、より60年代テイストに近づけたいなら思い切って膝上10センチの短め丈をチョイスしてみましょう。

また、Aラインよりもボックスシルエットのコクーンスカートの方がよりクラシカルでレトロな雰囲気になり、60年代っぽさが強調されますよ。

 

マニッシュスタイルで60年代を演出

マニッシュスタイルで60年代を演出
引用:weheartit.com

60年代は、女性も男性チックにきめるマニッシュスタイルブームが起こった時代でもあります。

マニッシュとはパンツやシャツなど、あえて男性っぽいアイテムを着て女性らしさを抑えたファッションのこと。別名マスキュリンスタイルとも呼ばれ、ここ数年日本でも大人女性の間で人気のスタイルです。

 

マニッシュスタイルを作るとき、最もこだわりたいのがボトム。特に、ルーズなシルエットが特徴のワイドパンツはミニスカートと並ぶ60年代の象徴です。

昨年から日本でもガウチョパンツをはじめとしたワイドパンツが流行していますが、普段からスキニーやデニムを履くことの多い女性はボトムをワイドパンツに変えるだけでも60年代風のマニッシュスタイルになります。

他にもハットやベスト、オックスフォードシューズなどどこか男性的な雰囲気のある小物をコーディネートのアクセントにすることで、簡単にレトロなマニッシュスタイルが完成しますよ。

 

個性的な柄アイテムで60年代をリバイバル

個性的な柄アイテムで60年代をリバイバル
引用:weheartit.com

60年代は柄アイテムも流行し、ドットやチェック、花柄などをプリントしたアイテムを着た女性が街中を歩いていました。

サイケデリックな幾何学模様をあえてポップなカラーでレトロにあしらったものも多く、個性的な柄が多いのも60年代ファッションの特徴だと言えます。

 

柄ものアイテムで60年代テイストを取り入れたい場合、特におすすめなのが花柄です。

今年は花柄や大人っぽいボタニカル柄がファッショントレンドになっているため、コーディネートに取り入れるとトレンド感とレトロ感を一気に演出でき一石二鳥!

花柄は落ち着いたカラーのものを選んでおくと、年齢を問わず長く着られて重宝すること間違いなしです。

関連:クラシカルで大人上品!「ボタニカル柄」ファッションの着こなしコーデ

 

映画やドラマでよく見る60年代ファッションも、ちょっぴり工夫すれば簡単に最旬のデイリースタイルとしておしゃれに着こなすことができます。

レトロでどこかポップな独特の雰囲気をもつ60年代ファッションは、個性的なのに可愛らしさも満載。人と同じようなコーディネートは嫌!という女性はぜひ60年代ファッションをリバイバルし、自分だけのスタイルを見つけてみてくださいね。