重いものをもった瞬間、腰に激痛が走り立っていることさえ苦痛になるという「ぎっくり腰」。

ぎっくり腰は年齢に関係なく、腰を酷使したり元々抱えていた腰痛が悪化して引き起こされるものですが、一度発症してしまえば完治は難しく、一生つき合うことになるとてもやっかいな疾患です。

ぎっくり腰を発症する一因は運動不足にあるとも言われ、今後さらに患者数が増えるとも言われています。ですから、自分は大丈夫と思っていてもある日突然ぎっくり腰になってしまう可能性も0ではないのです。

いざというときのために、ぎっくり腰になったときの対処法と、その治療法の知識を身につけておきましょう。

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意外に知らない?ぎっくり腰が起きるメカニズム

意外に知らない?ぎっくり腰が起きるメカニズム

まずぎっくり腰がなぜ起こるのか、そのメカニズムについて知っておきましょう。

ぎっくり腰は正式には「急性腰痛症」という名前の疾患で、その名の通り腰に急激な負担をかけた時に発生するケースがほとんどです。

たとえば重いものを持った時や勢いよくくしゃみをした時に、瞬間的に腰に大きな負荷がかかるとぎっくり腰になることがあります。これは、大きな負荷がかかることによって腰にある腰椎が圧迫されてズレてしまい、このズレの影響で腰に強い痛みが発生するというメカニズムです。

また、背中にある脊髄を圧迫してしまう「急性すい炎」を発症することで、ぎっくり腰を併発することも珍しくありません。

 

基本は自宅療養、ぎっくり腰に用いられる治療法

基本は自宅療養、ぎっくり腰に用いられる治療法

ぎっくり腰を発症してしまったら、まずは神経外科を受診して原因を明らかにすることが大切。

急性すい炎に代表されるような内臓系の疾患が原因ではない場合は身体を安静にしつつ、自宅での療養となることが多いようです。

ぎっくり腰の痛みが引きはじめるのは発症してから2~3日後と言われており、この間まったく安静にせず腰を酷使し続けると当然痛みは強くなるだけなので注意してくださいね。

 

さらに、よく混同されがちですがぎっくり腰になった場合、筋肉痛と同じように痛みを和らげようと腰を温めるのはNG。患部を暖めるよりもアイスノンや湿布などで一時的に冷やし、痛みが消えたら温めるというのが正解です。

もし、痛みがいつまでも長引くようなら鍼治療でツボを刺激するのも効果的です。ただし場合によっては鍼治療がぎっくり腰を悪化させてしまうケースもあるので、鍼治療するときは事前に主治医に相談してからの方が良いでしょう。

 

ぎっくり腰を再発させないためには日常生活を改善

ぎっくり腰を再発させないためには日常生活を改善

ぎっくり腰は一度発症すると何度でも再発してしまうのが特徴です。

しかし、日常生活の中で腰に負担をかけない工夫を行い、腰周辺の筋肉を鍛えれば再発するリスクを低くすることが可能です。

 

ぎっくり腰は腰に負担がかかることによって引き起こされるため、まずは腰にある大腰筋を鍛えるところから始めてみましょう。大腰筋を鍛えるのにおすすめなのが、ベッドに仰向けに寝たまま足を天井に向けて上げ下げするエクササイズ。

寝たままエクササイズを行うのは腰に負担をかけず、大腰筋だけをピンポイントで鍛えることができるためです。毎日寝る前にこの大腰筋エクササイズを行なうだけで、腰の筋力がアップしぎっくり腰が再発しにくくなりますよ。

そして日常生活の中ではできるかぎり両足に均等に重心がかかるよう、意識ながら歩くようにしてみてましょう。ぎっくり腰を発症すると無意識のうちに腰をかばってしまい、左右のどちらか一方の足に体重を乗せてしまいがちになります。

 

このような歩き方は腰の筋力のバランスを崩し腰に負担をかけるだけなので、ぎっくり腰を再発する可能性を高くしてしまいます。

一度ぎっくり腰を発症してしまうと、日常生活にも制限ができたり不便に感じることが多くなってしまいます。毎日またあの痛みが再発するのではないかとビクビクするのも大変ですし、気疲れをして精神的に疲れてしまうのも嫌ですよね。

そのためには、しっかりと筋肉をつけて少しでも再発のリスクを下げるのが大切。ぎっくり腰を悪化させないよう心がけ、上手に付き合う工夫をしましょう。