冬は寒さや空気が乾燥するため、ちょっとしたことで風邪を引いてしまったり、免疫力が低下してさまざまな疾患を発症しやすい季節です。
一度病気にかかると完治するまでに時間がかかってしまうのも冬シーズンの特徴。
年末年始やさまざまな行事が立て込む時期だけに、できれば体調を万全にして健康体のまま乗り切りたいですよね。
そんな冬シーズンにおすすめなのが、免疫力がアップして病気になりにくい身体を作ってくれる「爪もみ健康法」。指先は健康維持にも効果を発揮するツボの宝庫です。今日からでもはじめられる爪もみ健康法のやり方についてご紹介します。
冬に起こりやすい身体の不調を撃退する爪もみ
爪もみ健康法とは、さまざまなツボが密集している指先を揉むことで身体の神経や臓器を刺激し、免疫力を高めることができると言われている健康法。
人間が風邪を引いたり発熱したりする原因の多くは披露による免疫力の低下や、自律神経の乱れなどです。
指先の爪周辺には、商陽(しょうよう)や関衡(かんしょう)など、自律神経を整えてホルモンバランスを正常にする効果があると言われるツボが密集しており、毎日爪を揉むことでこれらのツボを刺激するようにすると徐々に免疫力の高い、病気しらずの身体を作ることができると言われています。
がんや脳梗塞など、生活習慣病の予防にも効果あり
爪もみが数ある健康法の中でも注目を浴びているのは、年々患者数が増えているがんや脳梗塞といった、生活習慣病の予防効果が期待されているためです。
指先周辺にあるツボはそれぞれの指ごとに異なった効果を持っており、その効果は精神病にも効くといわれるほど。
たとえば、人差し指であれば消化器官系の胃炎や十二指腸潰瘍など、中指を揉むと難聴など耳の疾患の症状を改善すると言われています。
親指はぜんそくなど呼吸器官に関わる疾患の改善に効き、小指は糖尿病や更年期障害をはじめ、うつ病などの循環器系の症状を緩和する働きがあります。
道具は一切必要なし!爪もみ健康法のやり方
爪もみ健康法では、足つぼに使われる指圧棒のような道具は一切必要ありません。使用するのは自分の手だけです。
まず、指先を反対の人差し指と親指で挟むように持ち、爪の表面にある根元部分を親指で揉んでいきます。指を揉む順番は、親指、人差し指、中指、小指。中指は日常生活時に活発になる交感神経に対応している指なので、爪もみ健康法では揉まないことになっています。
片方の指をすべて揉み終わったら、次は反対の手の指先を同じ要領で揉んでいきます。
指先の爪の根元を揉んでいると身体の内側がポカポカと温かくなってくると思いますが、これは副交感神経が刺激されて身体がリラックス状態になっている合図です。
爪もみを行なうことでダイエット効果も期待できる
爪もみ健康法は免疫力を高めて健康な身体を維持するだけでなく、自律神経を整えることによって新陳代謝をアップさせる働きもあります。
代謝がアップすれば脂肪がエネルギーとして使われやすくなるため、肥満を予防しスリムな身体を維持するのにも役立ちます。
爪もみは特別な道具も必要なく、両手の指すべてを揉んでもかかる時間は5分程度。仕事や家事の合間のちょっとした時間を見つけて爪もみをするようにすれば、簡単にダイエットをすることも可能です。
多忙な現代人は自律神経の乱れから身体の不調を引き起こすことが多くなっているとも言われています。冬シーズンはさらに寒さの影響で免疫力が低下しがちですので、毎日わずかな時間でも爪もみする習慣を取り入れれば、病気知らずの身体になれるかもしれません。
今年こそは病気をせずに冬シーズンを乗り越えたいという方は、ぜひ爪もみ健康法を試してみてくださいね。