気分をポジティブで前向きにしたいときは、身体を動かすのが一番!

身体を動かしてストレスを解消することで、身体とメンタルには驚くほどの変化が現れ、憂鬱な気持ちもぱっと消えてしまいます。

インドア派だからと自宅に引きこもっているのはやめて、身体を積極的に動かしましょう。

βエンドルフィンが憂鬱な気分を幸福感に塗り替える

βエンドルフィンが憂鬱な気分を幸福感に塗り替える

ウォーキング、縄跳び、サイクリングなどの有酸素運動をはじめると、身体を動かし始めてから約10分後には、脳の交感神経が活発になり軽い興奮状態に陥ります。

この状態が一定時間続くと、今度は脳からβエンドルフィンという物質が分泌され、運動することに喜びや幸福感を感じるようになってきます。

 

βエンドルフィンは、一般的に「脳内麻薬」と呼ばれる物質で、分泌量が多ければ多いほど、興奮状態と幸福感が持続します。

βエンドルフィンが分泌されている間は精神的が最も高揚している時ですから、運動していることに喜びを感じ、気持ちいいと感じてとても満たされた気持ちに。

こうした幸福感を感じることで、徐々にストレスや落ち込んでいた気持ちが取り除かれていき、運動を終える頃には、ストレスよりも幸福感を強く感じるようになっているため、気分がポジティブになるというわけなのです。

 

セロトニンは神経をリラックスさせる効果がある

セロトニンは神経をリラックスさせる効果がある

ストレスを取り除く働きを持つ分泌物は、βエンドルフィンだけではありません。

脳内の伝達物質であるセロトニンもβエンドルフィンと似たような働きをして、気持ちをポジティブに変える効果を持っています。

 

セロトニンが分泌されやすいのは、ジョギングやウォーキングといった、同じ動作を繰り返す運動。

毎日ジョギングなどを行なう人は、運動をしない人に比べてほぼ毎日セロトニンが分泌されているため、うつ病などの精神疾患になりにくく、同時にストレス耐性のある人が多いとも言われています。

 

セロトニンが分泌されている時、人は幸福感とリラックス感を感じ精神がとても安定します。

セロトニンがもたらすリラックス感は運動を終えた後もしばらく持続するため、身体を動かした後に感じる疲労感と相まって気持ちが上昇し、ネガティブな気持ちを吹き飛ばしてくれるのです。

 

身体を動かすと気分がポジティブになるというのは、βエンドルフィンとセロトニンのもたらす幸福感とリラックス感によるものでした。

日頃から運動をする習慣を心がけていればネガティブな思考になる回数も減り、心を強く、健康に保つ事が出来るようになるかもしれません。