女性は加齢と共に代謝が落ち、筋肉量も減っていくことから、どうしても太りやすくなってしまいます。

でも、ごくたまに街中で年齢を感じさせないほどスレンダーなミセスや、シニアの女性を見かけませんか?

 

年を取っても、美しいボディラインを維持している女性の方々の美意識の高さには本当に頭が下がりますよね。

年齢に関わらず、美ボディを保つには、若い頃からの運動習慣がカギになってきます。

いま、若者に多い「ロコモティブシンドローム」

いま、若者に多い「ロコモティブシンドローム」

現在、労働人口の減少の影響で、若者は残業や休日出勤をせざるを得ず、日常的に運動する時間の確保が難しくなっていると言います。

そのため若者の多くが運動不足になり、身体の運動機能の低下が社会的にも問題視されはじめました。

 

若い頃に運動をしていないと、年齢を重ねていくにつれて筋力が衰えてしまい、やがて骨がもろくなるなどの症状が出始め、60~70代に差し掛かった頃には、寝たきりになったり介護が必要になるなどのリスクが高まります。

このような、運動機能の低下から介護が必要な状態になることを「ロコモティブシンドローム」と言い、中高年や高齢者だけでなく、若者にもその予備軍が急増しているのです。

 

日本では、男性に比べ、女性の方が日常的に運動する習慣が少ないことが分かっていますが、このような運動不足の習慣が、ロコモティブシンドローム予備軍の増加を後押しているのは間違いありません。

 

当てはまったら危険!運動機能を低下させる習慣

当てはまったら危険!運動機能を低下させる習慣

運動機能が低下していると言われても、目立った症状が現れていなければ中々気づけないものです。

ただし、日常生活の中で行なっている習慣で、運動機能が低下している可能性を疑うことは難しくありません。

例えば、毎日デスクワークばかりで長時間座ったままの時間が多いという方や、普段からエスカレーターばかりで階段を使わない、あるいはバスや電車の駅から自宅までの距離が近く歩く距離が短い、といった項目のいずれかに当てはまれば、運動不足に陥っている可能性が大いにあります。

 

加えて、食事でも動物性・植物性のたんぱく質を積極的に取らない場合などは、運動機能を支える筋肉が十分に生成されないため、ロコモティブシンドロームになりやすいと言えます。

筋肉量が減少し始めるのは、一般的に30代前半からだと言われています。

その前に運動をして筋肉や骨を鍛えておかなければ、歳を重ねるごとに身体が弱っていく一方です。

 

もちろん、ボディラインも崩れ、脂肪がつきやすく太りやすい体質になってしまいます。

エイジレスな女性になるためには、今日からでも時間を見つけて運動をする習慣を作り、将来の自分に投資してあげる事が必要なのかもしれません。