お風呂に入って髪を洗う前、事前に髪をブラッシングしている女性は少ないかもしれません。
しかし、ブラッシングをするのとしないのとでは髪への影響が段違い!何故シャンプー前にブラッシングすると髪に良いのか、そのメカニズムをご紹介します。
ブラッシングをすると髪の汚れが落ちやすくなる
仕事を終え自宅へ帰る頃には、髪には目に見えない汚れがたくさん付着しています。
入浴前にブラッシングをすると髪についた汚れを事前に落とすことができ、シャンプーの洗浄効果がアップします。
また、ロングヘアにして髪を結んでいる女性は髪が絡まりやすくなっているため、そのままお風呂で髪を洗ったのでは余計に髪が強く絡まり髪のキューティクルを痛めたり枝毛の原因になってしまうので、事前にブラッシングして髪をとかしておくのが良いとされています。
髪をブラッシングすると地肌にも適度に刺激が加わるので、地肌が柔らかくなり毛穴に詰まった皮脂や老廃物、フケなどが浮き出てきて、シャンプーの泡で汚れを洗い流しやすくなります。
ブラッシングをしないままシャンプーをしてしまうと、しっかり洗ったつもりでもしつこい汚れが髪や地肌に残ったままになり、頭皮環境を悪化させてしまうのですね。
シャンプー時の抜け毛を減少させる効果もあり
シャンプーをして髪を洗い流すとき、髪の毛がゴソッと一気に抜けてしまう女性は頭皮が血行不良状態になって、髪が抜けやすくなっている可能性があります。
頭部の地肌に血液がスムーズに行き渡らなければ髪が抜けるだけでなく、新しい髪の毛も生えてくることができません。
このような状態が長く続けば、やがて頭髪が全体的に少なく薄くなっていき、女性に多いびまん性脱毛症予備軍になってしまう危険性もあります。
頭皮の血行を促すには、こまめにブラッシングをして地肌に刺激を与えてあげる事が大切です。
ただし、あまり力を入れてブラッシングを繰り返すと地肌が炎症を起こして傷つくので注意しましょう。
ブラッシングに使うブラシは、目が細すぎず、先端が丸まっているものを選べば完璧です。
いつでも清潔に使えるように抗菌仕様のものや、分解して丸洗い出来るものなら尚良しです!
入浴前のブラッシングという一手間が、美しい髪を保つために必要不可欠な行為なのです。
ブラッシングはシャンプーの泡立ちと洗浄力を高め、洗いあがりの髪をすっきりとさせてくれるので、面倒がらずに欠かさず行なうようにしてみてくださいね。