正しい姿勢で歩くと、それだけで脂肪燃焼効果が上がるというのは良く知られている事です。

しかし、鏡を見ながら歩くわけではないので、自分がきちんとした姿勢で歩いているかどうか判断しづらいという難点があります。

お腹に力を入れて背中を伸ばし、脚は真っ直ぐに・・・など、意識する箇所が多いと疲れてしまいますよね。

意識するポイントが少ない骨格の動きを利用した「腕正面ウォーキング」なら、肘と手のひらの向きを変えて歩くだけなので簡単です。

腕の向きを変えるだけで自然と姿勢が矯正され骨格が整う為、数分で脂肪燃焼のスイッチをONにする事ができます。

骨格から矯正して美痩せ効果

骨格から矯正して美痩せ効果

腕の向きを意識的に変えると、骨格に3つの変化が起こります。

まず、胸が開くので脂肪燃焼の為の空気を多く取り入れられ、インナーマッスルが一番多いとされる肋骨(ろっこつ)周りの筋肉も刺激する事ができます。

猫背のまま無理矢理に背筋を伸ばそうとしても反り腰の原因になり、肋骨の空間は狭いままなので深く呼吸ができないのです。

 

次に、腕は肩甲骨へと繋がっているので、連動によって猫背が改善され、それに伴い背骨がキレイなS字カーブになります。

傾いて後ろに下がった骨盤も正しい位置になり、内蔵が上に引き上げられるのでポッコリお腹の解消にも役立ちます。

 

最後に、姿勢矯正による筋肉強化&歩くという有酸素運動のWの効果で、落ちにくい下腹の脂肪をどんどん燃焼させる事ができるのです。

腕の向きを変えるだけで全ての骨格が連動し、最小限の動きで最大限の効果を引き出せます。

 

歩く時の姿勢を意識して骨格矯正

歩く時の姿勢を意識して骨格矯正

歩く前に軽く脇を開き、手の平とひじの内側を正面に向けます。この2つの点を一直線に結ぶようにする、それだけ気を付けましょう。

腕の向きを変えたら脇をキュッとしめ、そのままの姿勢で歩き出します。

歩いていると無意識の内に手のひらだけが内側に向いてしまいがちなので、2点を正面にするのを忘れないようにします。

 

荷物を持っている場合は、手のひらと肘の2点の向きはそのままに、荷物は小指側に重さが乗るよう小指からしっかり握ります。

普段使わない腕の内側を意識できるので、腕の引き締めにもなり一石二鳥です。腕の向きを変えるだけなら、余計な力も要らないので簡単ですよね。

この腕の向きは歩く時だけでなく家の中での少しの移動や、立ったままでも座ったままでも効果があります。

一日数分からでも続けていく事で、自然な美しい姿勢と痩せやすい体質を体感できますよ。