フランス人といえば、とにかくオシャレでファッションに対しての関心が高いというイメージがあると思います。
しかし実際、多くのフランス人はワードローブに必要最低限のアイテムしか用意していないことが多いのです。
加えてフランス人は1着の洋服をとても大切に扱います。親から譲りうけた洋服を手直しし、時には大胆にリメイクしながら何十年も着続けることだって珍しくありません。
パリジェンヌに学ぶ着回し術
フランス人は、洋服は10着しか持っていないというのも当たり前です。
フランス人はファッションへの関心よりもバカンスへの関心の方が高く、洋服にはあまりお金をかけない人が大多数を占めています。
その少ない洋服を上手に着まわしてオシャレに魅せてしまうコーデ力は、見ていてとても参考になりますよね。
フランスの首都パリに行くと街を歩く女性のほとんどが全身黒づくめで、観光客はみんな驚かされると言います。
パリジェンヌ達は以外にもファッション雑誌やコレクションに対しての関心が低く、ファッションの流行を追うよりも自分らしいファッションスタイルを追及することに面白さを感じているようです。
パリには多くの芸術的な建物があり、幼いころから多彩な芸術に触れる機会にも恵まれています。
子供の頃から培われたセンスは、ファッションに対しても自分なりのこだわりを作るのですね。
日本人がこのようなパリジェンヌのファッションスタイルを取り入れるには、ただ彼女達のファッションを真似るだけではいけません。
パリジェンヌのファッションに対する姿勢や心がけにも目を向けて、その独自のスタイルの良い所を上手く自分のイメージに合わせることが大事なのです。
パリジェンヌ達の着ている洋服が、たとえ全身黒ずくめであったとしてもおしゃれに見える一番の理由は、姿勢が真っ直ぐでシルエットが美しいからです。
言い換えれば姿勢にさえ気をつけていればどんな洋服を着ていても、「美人でカッコいい」と周囲に思わせる雰囲気を身につける事ができるのです。
パリジェンヌはワンザイズ下の洋服を買う?
またパリジェンヌ達は洋服を選ぶ際に必ず試着をし、自分のサイズよりも1つ下のサイズの洋服を購入すると言われています。
自分の身体に自信がなければ、ついついゆったりとしたシルエットで体のラインを隠したくなりそうなものですが、パリジェンヌ達は逆に体にピッタリとフィットするアイテムを選び、体のラインを隠すことはしません。
ゆったりとしたシルエットよりも、タイトなシルエットの方が全身が美しく見せることが出来るからです。自分だけのファッションスタイルを持っている女性は、とても自信に溢れています。
パリジェンヌ達のように少ないアイテムで自分を美しく見せるファッションセンスを身につければ、まさに向かう所敵なしですね。