ファッションは、トップスやボトム、コートといったそれぞれのアイテムの組み合わせも大事ですが、それよりもっと大事なのがアイテム同士の「色の組み合わせ」です。
サイズ感やデザインがばっちり合っているコーディネートでも、色がバラバラだとまとまりに欠け野暮ったくなってしまいますよね。
ちょっとした配色のコツを覚えておくだけで、あっという間に統一感のあるコーディネートが作れます。
ファッションカラーの3要素を知ろう!
配色には、ベースカラー、アソートカラー、アクセントカラーという3つの要素があります。
ベースカラーは3つの要素の中で最も大きな割合を占めるカラーのことで、全体の6~7割がベストだとされています。
アソートカラーは、ベースカラーの次に大きな割合を占めるカラーで、約3割前後、アクセントカラーは、全体の約1割とされ、これらの色の割合を守れば、ある程度まとまりのある配色を作る事ができます。
ベースカラーに選ぶべき色は、派手すぎたり鮮やかすぎたりしない落ち着いた色が良いでしょう。
よく使われるのは、白・黒・ベージュなどのアースカラーです。
アソートカラーはベースカラーの引立て役ですから、ベースカラーを少し濃くした色や、同系色を選ぶと失敗しません。
そして、アクセントカラーには赤やピンクなどインパクトのある華やかな色を持ってくることで、ぼんやりとしていた全体の配色をギュッと引き締めることができます。
この3つの要素のパターンさえ覚えていれば、どんな色のアイテムを持ってきてもまとまり感を出すことが出来ます。
ただし、あまりに沢山の色を使いすぎると、ごちゃごちゃした印象になり見た目がうるさくなってしまいますので、一回のコーディネートに使う色は多くても4色までに留め、見た目を調整しながらアイテムを選ぶようにしましょう。
明るい色と暗い色を意識しよう!
洋服の配色は、明るい色と暗い色を常に意識することも重要です。
たとえば、トップスに明るい色を、ボトムに暗い色を持ってくると全身にメリハリがつき、軽やかな印象になります。
逆にトップスに暗い色、ボトムに明るめの色を持ってくると今度は都会的で活発な印象になるのです。
小物に黒など暗めの色を持ってくる場合はバッグや靴、帽子といった面積の小さいものにすると、全身の配色が暗くなりすぎないのでおすすめです。
簡単な配色の要素を毎日のコーディネートに取り入れるだけで、見違えるほどファッションにまとまりが生まれます。
おしゃれ上級者になるには、このような配色のコツを覚え日々実践あるのみですね。