夏が近づくにつれて、だんだんと日差しが強くなってきましたが、しっかりとした紫外線対策をしているでしょうか。
日傘を差したり日焼け止めを身体に塗るなど、外からの対策はもちろん、体の中からも紫外線対策をするのが美肌を保つ秘訣です。
そこで今回は、体の中からの紫外線対策をテーマに、紫外線に効果的な栄養素とそれを上手に摂取する方法をまとめました。
紫外線に効く栄養素とは?
まず紫外線に効果的な栄養素とはビタミンA、C、Eです。
紫外線から肌を守ってくれる栄養素はいくつかありますが、この3つが特に効果的を言われています。
人間の体は紫外線を浴びると、ダメージから肌を守ろうと活性酵素やメラニンが発生します。この活性酵素やメラニンが肌のシミやシワ、肌のたるみの原因となっているのです。
そして、この肌のシミやシワを防止してくれるのが先に述べたビタミン郡です。
これらのビタミンは肌を守ってくれる大切な役割を果たしており、抗酸化ビタミンなどと呼ばれています。
ビタミンAを多く含む食材はレバーや卵、緑黄色野菜などがあげられ、ビタミンCはレモンなどの果物や緑黄色野菜、ビタミンEは大豆や穀類、そして緑黄色野菜に多く含まれています。
2015年に厚生労働省が発表した食事摂取基準によれば、ビタミンAは日に650~700μg(μgはmgの1000分の1)、ビタミンCは日に100mg、そしてビタミンEは日に6.0gの摂取が必要とされています。
緑黄色野菜にはビタミンA、C、Eが多く含まれているので、積極的に食べることをおすすめします。
こまめにビタミンを摂取することが効果的
ここで気をつけていただきたいのが、ビタミンの摂取方法です。
特にビタミンCは抗酸化ビタミンの中でも水溶性ビタミンとよばれており、余分に摂取してしまうと尿として排出されてしまいます。
ビタミンCは体内に保存できる量が決まっているので、1度に大量に摂取するよりもこまめに摂取することが効果的です。
1日に摂取する目安量を、3食分に分けて摂取することが上手な摂取方法といえるでしょう。
野菜中心の食事をとるのはもちろん、青汁などビタミンを多く含む飲料をとりいれ、こまめに摂取すると楽に摂ることができます。
摂取しすぎるとよくないもの
注意していただきたいのが、ビタミンCを含む食材でも摂取しすぎるとあまり良くない食ベ物もあります。
ビタミンCの代表格であるレモンやグレープフルーツといった柑橘系のフルーツには、ソラレンと呼ばれる物質が含まれており、大量に摂取すると紫外線に対し肌が敏感になり、シミになりやすくなると言われています。
軽く摂取する分には全く問題ないので、食べすぎには気をつけましょう。
以上、紫外線対策に効果的な栄養素と、その上手な摂取方法を紹介しました。
夏の時期は日差しはどんどん強まっていくので、日ごろの食生活に気を遣い紫外線から肌を守っていきましょう。