30代ともなると年齢にふさわしい落ち着いたファッションを着るようになると思いますが、シックな色味のものを選ぶあまりコーディネートが暗くなり過ぎていませんか?
ダークカラーの洋服ばかり着ていると外見が年齢より老けて見えると言われるほど、色が見た目に及ぼす影響は大きいのです。
そんなアラサー世代の女性にこそ着て欲しいのが、シックな中に程よい明るさがあるアースカラーのアイテムたち。今回はそんなアースカラーの着こなしについて見ていきましょう。
知っているようで知らないアースカラーの定義
アースカラーという言葉は知っていても、実は実際にそれがどんな色を指すのかしらない女性も多いと言います。アースカラーというのは一般的に自然界に存在している色のことを言い、植物をイメージさせるベージュやカーキ、海をイメージさせる多様なブルーなどが有名です。
今年はこのアースカラーを取り入れたファッションがトレンドにもなっており、シンプルながら大人っぽいアースカラーコーデに注目が集まっています。
アースカラーを使ったコーディネートはサファリファッションと呼ばれることもありますが、どちらも柔らかい色の組み合わせが特徴のこなれたスタイルです。
クラシカルなアースカラーのワントーンコーデ
トップスとボトムスの両方を同じ色で揃えるワントーンコーデは、アースカラーで作るととてもこなれた大人の余裕を感じさせる雰囲気になります。
初心者でも失敗しにくい組み合わせならカーキやベージュが良いでしょう。どちらもシックな色なので一見地味になりすぎてしまうのでは?と思うかもしれませんが、同じ色でもトーンを変えて濃淡をつければのっぺりとならずコーディネートも引き締まって見えます。
ワントーンコーデをするときは小物を中間色にしても良いですし、同じ色で揃えてもきれいにまとまるのでその日の気分によって組み合わせを変えてみてください。
アースカラーを白と合わせるツートーンコーデ
アースカラーのアイテムを白のアイテムと組み合わせて作るのがツートーンコーデと呼ばれるスタイル。ワントーンに比べてやや華やかさが増し、色のコントラストが生まれるのでスタイリングが簡単なのも魅力です。
アースカラーを使ったツートーンコーデの定番は、濃い目カーキと白。カーキはアースカラーの中でも特に白との相性がよく、清潔感を感じさせる組み合わせなのでオフィススタイルにも向いています。
女性らしさを出したいならとろみ素材でシルエットをマイルドにし、足元にはヒールを合わせてレディに着こなすと良いでしょう。
アクセサリーはゴールド系もの、小物はベージュやブラウンでまとめると洗練された印象になりますよ。
デニムに合わせるならフェミニンなベージュ
海や空をイメージさせるデニムのブルーに合わせるなら、どこか女性らしさのあるフェミニンなベージュがおすすめです。
デニムは基本的にどんな色にも合いますが、昨年から人気のサファリファッションを意識しトレンド感を出すのなら肌の色に近い明るめのベージュのトップスを組み合わせ、ボーイッシュな中にもナチュラルさを感じさせるコーデを作りましょう。
デニムも身体のラインが出るスキニータイプを選ぶとややマニッシュな印象になり、ボーイフレンドデニムのようにシルエットがゆるめのものを選ぶとカジュアルな印象になります。
フォーマルシーンにはアースカラーのワンピース
今年人気のファッションアイテムの1つにベーシックなワンピースがありますが、このワンピースもアースカラーのものを選べばぐっとトレンド感がアップします。
コクーンスカートタイプやAラインのシンプルなデザインのワンピースは、デイリーファッションだけでなくフォーマルなシーンにも使える着回し力の高いアイテム。だからこそ黒や白などモノトーンよりも、シックで華やかなアースカラーをチョイスして人と差をつけてしまいましょう。
フォーマルシーンにも使うということを前提に選ぶなら、スエードやサテンなど光沢感のある生地のワンピースを選んでみてください。色はこっくりと深みのあるカーキやブルーがおすすめです。
深みのある色は上着でいくらでも華やかにすることができますが、明るい色をシックに着ようとすると少々コーディネートが難しくなるためおしゃれ初心者の女性がアースカラーのワンピースを選ぶ時は、トーンの落ち着いたものにすると後々コーディネートがぐっと楽になります。
30代の女性をよりおしゃれに見せてくれるアースカラーは、これまで大人っぽく見せようとダークカラーばかり着ていた女性にこそ着てほしいカラーです。
アースカラーは年齢を問わず長く着ることができるので、ベーシックなアイテムをクローゼットにそろえておけば40代や50代になってもコーディネートに悩む必要がなくなります。
今年はぜひ自分をより魅力的に見せてくれるアースカラーのアイテムを見つけ、その着こなしを楽しんでみてください。