生活習慣や食事の量も変えていないのに、以前に比べて痩せにくくなったと感じたことはありませんか?
実は、気づかない内に「痩せにくい体質」になってしまうのは、身体の代謝が衰えていくからなんです。
代謝は加齢とともに衰えていくものですが、20~30代から痩せにくい体質になってしまうのはとっても危険!
どんな習慣が代謝を低下させているのか見ていきましょう。
湯船に浸からない「シャワー習慣」で代謝が落ちる!
今は賃貸マンションにもユニットバスが設置されているため、毎日のバスタイムをシャワーだけで済ませる人も多くなっています。
しかし、シャワーだけで済ませると瞬間的に身体を温める事が出来ても、入浴を終えた直後にはすぐ体温が下がってしまいます。
このような身体の冷えが、実は代謝を低下させる一因になっているのです。
通常、代謝は体温が高いほど盛んになり、脂肪をエネルギーとして消費しやすくします。
一般的には体温が1度下がることで約15%もの代謝が低下することが分かっており、入浴で身体を温める習慣がある人とシャワーだけで済ます人とを比べると、その代謝量には明らかな違いが出ることが証明されています。
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睡眠時間が減少すると代謝にも影響する
徹夜した次の日は、なんだか頭がぼーっとして身体の動きが鈍くなった事はありませんか?
人間の脳は睡眠不足に陥ると、脳の活動が鈍るだけでなく身体機能までもを鈍らせてしまいます。
身体機能が鈍るという事は、自然と行動量も減るということ。つまり、本来身体を動かすことで消費するエネルギーが使われないため、代謝を低下させてしまう事に繋がるのです。
鉄分が不足しがちな女性は低代謝の人が多い?
月経や出産などの影響で女性は鉄分不足になりやすいと言われていますが、鉄分不足の人ほど代謝が低下しやすいのです。
体内で鉄分が不足すると十分な量の血液が作られず、血液によって運ばれる酸素の量も減少します。
酸素は内臓など生命維持に欠かせない部位に優先的に送られるので、代謝を上げるために欠かせない筋肉にまでは酸素が回りきらず、筋肉が消費するエネルギーが低下してくにつれ代謝も下がってしまいます。
鉄分は体内では作り出すことが出来ないため、普段からレバーやほうれん草などを積極的に食べ、鉄分補給を欠かさないことが必要です。
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今回ご紹介した3つの原因以外にも、女性はダイエットによる食事制限によって代謝が低下してしまう場合もあります。
ダイエットのために始めた習慣が代謝の低下を招いて痩せにくい体質を作ってしまうのは本末転倒です。
代謝の力を借りて無理なく痩せるためには「身体を温める」「睡眠時間の確保」「鉄分の多い食事」の3つが鍵になってきます。
もしも痩せにくくなったと感じたら、一度自分の生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか。