よほどの機能低下や症状の悪化がない限り、サインを出してくれない物言わぬ臓器が「肝臓」です。

アルコールの過剰摂取だけでなく、サプリメントや薬に頼りすぎる生活も肝臓には大きな負担がかかると言われています。

ストレスの多い社会なのでお酒の力でストレス発散し、分かってはいたけれど翌朝体がダル重で後悔・・・なんて事もよくありますよね。

飲酒が続きサプリで補っているつもりでも、どちらも分解の際に肝臓に負担がかかり悪循環となるのです。

どうしてもお酒を飲んでしまう時は、食生活や温めなどでサポートしてあげると肝臓の負担を減らせます。

肝臓の機能とSOSのサイン

肝臓の機能とSOSのサイン

肝臓には取り込んだタンパク質や、脂肪をエネルギーに変えて貯蔵する「代謝」機能があります。

まず食物を消化する為に使う消化液を作り、それからタンパク質の合成やエネルギーの変換をするのです。

それから、アルコールや薬、添加物などを無毒化する「解毒」の機能もあり、解毒をしてから初めて血液を作る作業に取りかかります。

 

この肝臓がくたびれてしまうとどうなるのかというと、体のどこかに痛みの症状が表れるというよりも、顔の色や肌の不調が表れます。

直接代謝に関係している臓器なので、ニキビが出来やすくなったり顔がパンパンにむくむ、肌がくすんだ土気色になってしまいます。

また、疲れがとれない、だるいといった症状も代謝が上手くいっていないと考えられます。お酒が好きなら、2重の負担を少しでも軽くする為のケアが必要です。

 

食べて温めて肝臓をサポート

食べて温めて肝臓をサポート

日々の食事から肝臓を助けるなら、アルコールの分解を後押しする成分や、解毒作用をアップさせる成分を含む食材を常備しましょう。

しじみに含まれるオルニチンは今やサプリとしても有名ですが、本当に体の為を思うなら、やはり加工されていない物がお勧めです。

真空パックになっているしじみであれば長期保存も可能で毎日取り入れやすく、天然のオルニチンでアンモニアの解毒を促せます。

他にもホンシメジには、しじみに負けないオルニチンの含有量があります。

 

体の外からケアをするなら自宅で横になった時ついでに、ホットタオルを5分ほど右胸の下にあてましょう。

肝臓を温めてあげる事で、寝ている間の働きがよりスムーズなります。

 

毎日黙々とたくさんの仕事をこなしている肝臓は忍耐強く、なかなかSOSを出してくれないものです。

お酒好きなら特に顔色や肌の不調、疲れといった症状が表れやすいので、毎日の中で少しでもサポートしてあげたいですね。