甘くて美味しい半面、太りやすくなったりニキビの原因にもなるチョコレート。
しかし、チョコレートを朝に食べることで、体に良い効果がたくさんあるのです。
チョコレートで集中力アップ!
朝、睡眠から覚めた脳はエネルギー不足に陥っている状態です。起きた時に頭がぼーっとしたり、上手く思考が働かないのはその為です。
そんな脳にエネルギーを与えてあげる栄養素がブドウ糖。ブドウ糖はチョコレートはもちろん、ジュースなどに含まれる糖分の1種で、白米などに含まれるでんぷん質に比べて短時間で消費されやすいと言われています。
ブドウ糖を摂取すると集中力や記憶力がアップすることが分かっており、朝にチョコレートを食べると仕事や学校の始業時間に合わせて脳を活性化させることが出来るので、学生や社会人の方にはチョコレートはおすすめです。
また、ブドウ糖の力だけではなくチョコレート特有のフェニルアルデヒドという香り成分も、集中力をアップされるのに一役買っているといわれ、フェニルアルデヒドは脳の中枢神経に働きかけることによって集中力を上げるので、ブドウとにプラスして生産性をアップしてくれます。
また、チョコレートにはテオプロミンという栄養素も含まれていますが、この成分は自律神経に作用し、乱れがちな自律神経を整えてリラックス効果をもたらしてくれることが分かっています。
朝にチョコレートを食べるだけで肥満防止?
さらに、一般には「太りやすい」と思われがちなチョコレートですが、朝にチョコレートを食べると血糖値が上昇するため、脳の満足中枢を刺激し肥満の原因になる過食を防いでくれます。
一方でチョコレートの原料であるカカオにはポリフェノールや食物繊維、さらに現代人に不足ちがちなミネラルといった栄養も豊富に含まれているので、ドロドロ血液をサラサラの状態に改善し、身体の新陳代謝を活発にして「痩せやすい体質」を作る事もできると言われています。
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なんと近年ではチョコレートに含まれている「エピカテキン」という成分が高血圧を予防し、改善するのに高い効果を持っていることが分かっており、高血圧の治療の1種としても幅広くチョコレートが用いられるようになりました。
この聞き慣れないエピカテキンというものはポリフェノールの仲間で、血管に作用して人間の身体を健康に保つ効果を発揮する成分です。
このように、ただ美味しいだけではなく健康効果も抜群なチョコレート。
もちろん甘いチョコレートを食べ過ぎてしまうと太ってしまいますが、朝に少量口にするだけで病気知らずの健康体になれるとあっては食べないわけにはいきませんね。