毎日仕事や家事で動きまわっていると知らないうちに蓄積されていくのが疲労感。こうした疲労感はぐっすり眠れば解消されるものですが、中にはいつまでも疲れが抜けない人もいる様です。
いつまでも疲労感が抜けないときは、マッサージやエクササイズで疲れを取り除くのがおすすめです。
今回はそんな疲労回復に役立つ便利な対処法をご紹介します。
慢性的な疲労感の原因は肩こりが引き起こす
運動不足の人が多いと言われる現代人はとにかく血行不良になりがちです。さらに、パソコンやスマートフォンの普及によって1日中ディスプレイとにらめっこしている人も多いと言われ、こうした習慣が原因で肩こりを発症してしまう人が増えています。
一度肩こりになってしまうと徐々に上半身の血液の流れが滞り、頭が重く感じたりだるさがぬけなかったりとデメリットばかりです。
何の対策もしないままこのような状態を放置すれば、やがてそれが慢性的な疲労感となって身体に残り続けてしまいます。
肩こりを改善するには冷温湿布を使う方法もありますが、コリの根本的な原因を取り除かない事には何度も肩こりが再発し、身体に疲労感を与えてしまいかねません。
そこで実践したいのが、肩の筋肉のコリをほぐして肩こりを解消するエクササイズ。エクササイズのやり方はとても簡単なので、子供からお年寄りまで実践することができます。
まず、ソファや椅子に腰掛けて腰に両手を当てたら、腕を後ろに引いていき肩甲骨に軽い痛みを感じる位置で5秒間キープ。5秒経ったら腕を前に戻していき、手を前に突き出すようにして背中の筋肉を目一杯伸ばします。
このとき深く深呼吸をすると肩の筋肉がほぐれやすくなり、より高い肩こり解消効果を得ることができますよ。
このエクササイズは「ながら運動」にも適しているので、日常生活の中のちょっとした時間をみつけてこまめに行なうと徐々に肩こりが改善され、疲労感も消えていきます。
足の裏にあるツボを刺激して疲労感を解消
人間の足の裏には反射区と呼ばれ、内臓と深く結びついているツボが無数にあります。
ツボは中国で古くから健康維持のために利用されてきた民間医療の1つで、東洋医学でもその健康効果は実証され、日本でもリフレクソロジーとして人気を得ている健康法です。
慢性的な疲労感を感じているとき、体内では内臓の動きが衰え血行不良になっている可能性が高いと考えられています。
このような体内の不調をツボ押しによって改善してあげると、ずっと身体に残っている疲労感をスムーズに取り去ることができるのです。
足のツボ押しをするときはかなり力を加える必要があるため、指を使うと手が疲れやすくなってします。なのでツボ押し専用のスティックや、突起のついたツボ押しボードなどを使うのがおすすめです。
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マッサージを行なうときはまず土踏まずを刺激し、指も1本ずつ丁寧に揉みほぐしてあげると良いでしょう。ツボ押しを行なうタイミングは血行が良くなっているお風呂あがりがベストです。
日中にツボ押しを行なうときは、事前に足湯を行って血行の流れを良くしておきましょう。
場合によっては過食が疲労感の原因になることも
コンビニの普及で24時間食べ物が手に入るようになったため、現代人は過食がちになっているという報告があります。実はこのような過食も慢性的な疲労感を招く原因の1つなのです。
というのも、頻繁に過食をすると常に消化器系がフル稼働することになり、ほとんど身体を休める暇がなくなります。
朝食や昼食で摂取した栄養は日中にほぼエネルギーとして消費されますが、夕食に食べたものは就寝中にも胃の中に残り続けることになるため、朝になっても疲れがぬけず身体がだるく感じてしまうのです。
食事から栄養を吸収しても過食が習慣になっていると、その栄養は食べ物の消化に回され身体の回復は後回しになります。
いつまでもこのような習慣が続くと徐々に身体がボロボロになり、いつまで経っても疲れがとれない体になってしまいます。
過食による疲労を解消するには、一食に食べる量を決めてカロリー計算をすることです。食べる量をあらかじめ決めておけば、過食を防ぐことができ体に余計な負担もかかりません。
過食をやめたからといってすぐに疲労感が抜けるわけではありませんが、毎日3食の食事量を管理して食事習慣を見直せばやがて疲労感を感じなくなっていきますよ。
身体がだるく疲れがとれないと、何もやる気が起こらず仕事の生産性も落としてしまう可能性もあります。こうした日々が続けば日常生活にも大きな支障をきたしてしまいますよね。
いつまでも疲れがとれないと感じたらまずは食事習慣を見直し、マッサージやエクササイズを取り入れて身体のコリをほぐしてみるのが良いでしょう。
疲労感に気付かないふりをしていつまでも不規則な生活を続けていると、いつか大きな疾患を発症するリスクも高くなります。出来る限り早期改善を目指して自分にあった対処法をみつけてみてくださいね。