毎日肌につけている化粧水や美容液、実はこうしたコスメを使ったスキンケアにも正しいやり方があるのをご存知でしょうか。

高価な化粧水や肌に良い栄養がたっぷり含まれた美容液を使っても、間違った使い方をしてはせっかくの効果も半減。そんなもったいないことになる前に、正しいスキンケアの方法をおさらいしておきましょう。

「化粧水は冷やして使う」は間違い?

「化粧水は冷やして使う」は間違い?

肌を冷やすと毛穴が閉じて目立たなくなるという話は有名ですよね。そのため化粧水を普段から冷蔵庫で冷やして使用している女性は多いと思います。

しかし、実は化粧水は冷やすよりも温めた方が肌により浸透しやすいのです。

 

化粧水を肌につけるときには3通りの方法があります。1つめは手のひらを使ってプッシュする方法、2つめはコットンを使ってパッティングする方法、そして3つめはフェイスシートに化粧水を染み込ませてパックする方法です。

フェイスシートを使う場合は冷えた化粧水を使っても良いのですが、手のひらやコットンを使う場合は化粧水を事前に少し温めてあげたほうがより毛穴の奥に浸透して肌にしっかりと栄養が行き渡ります。

化粧水を肌に塗ってももっちりとした質感にならない場合は、化粧水の温度に気をつけてみてください。

関連:化粧水はコットンと手のひらで塗るのはどちらが良い?より浸透させるための使い方

 

コットンで化粧水を塗るときはパッティングのやりすぎに注意

コットンで化粧水を塗るときはパッティングのやりすぎに注意

化粧水を使うとき、コットンを使っている女性は多いと思います。

コットンにたっぷりの化粧水を染み込ませて肌をパッティングすると、毛穴や小じわの中にまで化粧水が浸透するため、肌全体に水分が補給できます。

ただし、コットンを使う場合は長時間パッティングしてしまうと逆効果になります。時間が経つとコットンが毛羽立って肌を摩擦し、目には見えない細かい傷を付けてしまい肌にダメージを負わせてしまうのです。

このような細かい傷は一見目立ちませんが、実は肌のキメを荒くしてしまう原因になることがあるため注意が必要です。

より化粧水を浸透させようと長時間パッティングを行なうよりも、2〜3分で終えたほうが肌のためには良いと言えるでしょう。

 

フェイスシートを使うときはどんなに長くても5分まで!

フェイスシートを使うときはどんなに長くても5分まで!

あらかじめ化粧水や美容液を染みこませておき、顔に貼り付けるだけで肌にたっぷりの水分と美容成分を補給できるフェイスシート。毎日新しいものに替えられるため衛生面にも優れ、今ではオールインワンスキンケアの代表的なグッズとして多くの女性に人気のアイテムですよね。

フェイスシートを使う際に気をつけなくてはいけないのがその使用時間です。

肌に良い成分がたっぷり染み込んでいるからとカラカラになるまで肌に貼り付けておくと、せっかく肌に染み込んだ水分がまたシートに吸収され肌が乾燥してしまいます。

 

カラカラになったフェイスシートは肌に強く貼り付いているので、剥がすときに肌にもダメージがを与えてしまいます。

このようなことを毎日続けていると、やがて引っ張られた肌の毛穴が目立つようになり、肌のキメも荒くなっていくので気をつけましょう。

 

洗顔は「冷水」よりも「ぬるま湯」で行なうのが正解

洗顔は「冷水」よりも「ぬるま湯」で行なうのが正解

毎日洗顔を行なうとき、毛穴を引き締めたいからと冷水で顔をすすぐ女性は多いのではないでしょうか。

しかし、冷水での洗顔は急激に毛穴が閉じてしまうため毛穴の奥に汚れが残りやすく、クレンジングオイルや洗顔料の荒い残しが溜まりやすい傾向にあります。

冷水で洗顔すると毛穴は確かに引き締まりますが、毛穴の中に汚れが溜まったままではその汚れが酸化した皮脂と混ざってニキビになったり、毛穴の黒ずみを引き起こしてしまいます。

 

洗顔をするときは冷水よりもぬるま湯で行なう様にしましょう。ぬるま湯とは一般的に30度前後のお湯のことを言い、触ってほのかに温かさを感じる程度がベストな温度です。

ぬるま湯で洗顔をすると開いた毛穴の置くの汚れまでごっそりと洗い流すことができ、皮脂も溶かし出してくれるためニキビや吹き出物の予防にもなります。

また、洗顔後に肌がつっぱり乾燥したりする場合も、水からぬるま湯に変えることで改善することがあるので試してみてください。

 

肌をきれいに保つためには、正しいスキンケアを行なうことが最も大切です。スキンケアは肌質によって合う合わないがはっきりしているものだけに、定期的に見直すことが必要です。

間違ったスキンケアを続けていると、お肌はすぐに悪影響を受けてさまざまなトラブルを引き起こしてしまいます。スキンケアは毎日行なうものだけに、正しいケア方法を身につけいつまでも肌をきれいな状態に保てるようにするのも、女性の嗜みの一つだと言えるかもしれません。