肌の弱い女性やアレルギーを持っている方は、市販の化粧水を使うと痒みや湿疹が出ることもあります。

しかし、だからといって何もスキンケアをしないままでは肌の老化を招き、シミやシワが出来やすくなってしまいます。

そんな女性の強い味方になってくれるのが手作り化粧水。ドラッグストアで購入できるアイテムを使って作る化粧水は、無添加で肌にも優しくアレルギーや敏感肌の女性にもぴったりです。

今回は肌に優しい手作り化粧水の作り方と、より美容効果を高めるアレンジ方法についてお教えします。

手作り化粧水に必要なのは精製水とグリセリン

手作り化粧水に必要なのは精製水とグリセリン

基本的な手作り化粧水に必要となるのは、精製水とグリセリンの2つだけです。

いずれもドラッグストアや薬局、ネットで安く手に入るので、市販の化粧水を購入すより安上がりなのも嬉しいですね。

 

精製水は不純物を一切含まない水のこと。現在ではコンタクトレンズの洗浄水として使われることも多く、500mlのものなら100円前後で購入することができます。

精製水は不純物を一切含んでいないため肌にも優しく、敏感肌やアレルギーを持っていたり肌に吹き出物ができていても、必要以上の刺激を与えないという優れものです。

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そしてグリセリンはアルコールの1種で植物の油から抽出された物質のことを言います。

水に溶けやすいという性質を持っていることから、スキンケア商品のみならず食品にも良く使われるため人体には無害です。

グリセリンはこの他にも水分を吸い上げるという性質があり、直接肌に塗ると肌の水分を奪って乾燥させてしまうため、化粧水に使うときは精製水を使用する必要があるのです。

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肌に優しい手作り化粧水の作り方

肌に優しい手作り化粧水の作り方

手作り化粧水の作り方はとっても簡単。まずは化粧水の容器を洗ったあと、雑菌が繁殖しないよう中までよく乾かしておいてください。

水滴がついたままだと長期保存している最中にカビなどの雑菌が繁殖してしまうため、風通しの良い場所に置いてしっかりと乾かすようにしましょう。

 

容器が乾いているのを確認したら、この中に2グラムのグリセリンを入れます。そして2グラムのグリセリンに対し精製水を100ミリリットル加えてよく混ぜたら完成。

グリセリンは多少増やしても問題ありませんが、精製水との比率が2〜5%になるようにしましょう。あまりグリセリンを入れ過ぎると、肌が乾燥してしまうので注意してくださいね。

 

リラックス効果を高めてくれる精油を入れてアレンジ

リラックス効果を高めてくれる精油を入れてアレンジ

精製水とグリセリンだけでも十分化粧水として使えますが、ここにさまざまなアレンジを加えることによって、さらに美容効果を高めることができます。

そのアレンジの1つが「精油」です。アロマオイルを数滴ちょい足ししてみましょう。

アロマオイルは香りによってダイエット効果やリラックス効果をもたらしてくれるという働きがありますが、スキンケアのタイミングによって使い分けることができるよう、香り別に数本の手作り化粧水をストックしておくのもおすすめです。

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たとえば、夜にスキンケアを行なうときは精神を安定させリラックス効果のあるラベンダーを加えた化粧水、起きたばかりの頭をしゃっきりさせてくれるミントのアロマオイルを加えた化粧水は朝の洗顔後に使うと良いでしょう。

他にも自分の好みのアロマオイルを加えて化粧水を作っておけば、気分によって使い分けることが出来るのでスキンケアが楽しくなります!

 

美白をサポートするビタミンC導入液をプラスしてもOK

美白をサポートするビタミンC導入液をプラスしてもOK

日焼け後、早く肌を白くしたい!という女性は、精製水とグリセリンにビタミンCを混ぜてみると良いでしょう。

美白は28日ごとに生まれ変わる肌細胞のターンオーバーをいかにスムーズにするかが大切ですが、このターンオーバーを化粧水でサポートしてあげればより早く肌を日焼け前の色に戻すことが可能になります。

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化粧水に使用するビタミンCは、アスコルビン酸単体ではなく他にも肌に良い美容成分が配合されている「ビタミンCの導入液」を利用するのがオススメです。

ビタミンCの導入液はドラッグストアで1000円前後で購入することができますし、日焼けによって肌の張りや乾燥が気になるようであればヒアルロン酸もプラスするのもアリ。

自分の肌の様子を見ながら不足している成分だけをピンポイントで加えることができるのも、手作り化粧水の大きなメリットだと言えます。

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このように、手作り化粧水はスキンケア費用を削減すると同時に、本当に肌に必要なものだけを補給できるとってもすぐれたアイテムです。

市販の化粧水は確かにたくさんの美容成分が含まれていますが、必要以上に色々な成分を与えてしまっては逆に本来肌が持っているバリア機能を低下させてしまうだけです。

肌にとって本当に良いスキンケアとは、不足しているものだけを補うことです。その点、手作り化粧水は肌にとってとても優しいスキンケアだと言えます。

 

手作り化粧水には今回ご紹介したアロマオイルやビタミンCの他にも、日本酒などを混ぜるなどさまざまなアレンジ方法があります。

是非自分だけの手作り化粧水を作って、スキンケアの時間をちょっぴり楽しくしてみてください。