日本人の食卓には欠かせないお味噌汁。発酵食品の味噌を使うとあって、以前よりその美容効果には注目が集まっていましたが、一方でダイエット食としても優秀なことが分かり、若い女性を中心に「味噌汁ダイエット」が流行しています。

お味噌汁を飲むことでダイエットが出来るなんてにわかに信じがたい話ですが、お味噌汁の持つ健康パワーを調べてみると、その効果にも納得!

今回は、若い女性がこぞって始めている「お味噌汁ダイエット」のやり方とその痩身効果をご紹介します。

食事に一杯のお味噌汁をプラスすれば痩せやすい体質に

食事に一杯のお味噌汁をプラスすれば痩せやすい体質に

お味噌汁に使われている味噌は、大豆を原料とする発酵食品。そのため、味噌の中には豊富な酵素が含まれています。

酵素は体内でエネルギー消費をスムーズにし、代謝を高めてくれることで有名な成分です。酵素ダイエットなんて言葉もあるくらい、ダイエットをする際には積極的に摂取したい成分が味噌の中にはたっぷりと含まれているのです。

 

そして、味噌の原料である大豆に含まれる「サポニン」という成分は、脂肪の生成を防ぎ肥満を抑制してくれるという嬉しい働きを持っています。

つまり、お味噌汁を飲む習慣を取り入れれば酵素とサポニンの相乗効果で脂肪がつきにくく、それでいてエネルギー代謝の高い「痩せ体質」になる事が出来るのです。

 

具材をたっぷりと入れてダイエット中の食べ過ぎを防ぐ

具材をたっぷりと入れてダイエット中の食べ過ぎを防ぐ

味噌汁ダイエットをするなら、お味噌汁の具材選びがとっても重要です。

具材は、さつまいもやごぼうといった食物繊維を多く含む食材を入れたり、エノキやしめじのようにローカロリーなきのこ類を入れるのがおすすめ。

また,具材はあえて大きくカットして咀嚼回数を増やし、満腹中枢を刺激して過食を防ぎましょう。

胃の中で膨張するため長時間満腹感をキープできる、とろろも味噌ダイエットでは人気の具材です。

 

痩せてもバストサイズは変わらず!イソフラボンもたっぷり

 痩せてもバストサイズは変わらず!イソフラボンもたっぷり

ダイエットをしているときについ気になるのがバストサイズ。痩せるということは脂肪を減らすということですから、体重が減るにつれて、バストサイズが小さくなって困ったという経験をしたことのある女性も多いのではないでしょうか。

しかし、味噌汁ダイエットであればバストサイズを気にしなくてもOK。その理由は味噌の原料である大豆の持つイソフラボンにあります。

 

味噌に多く含まれているイソフラボンはアグリコン型と呼ばれる珍しいイソフラボンの1種で、体内に吸収されると女性ホルモンの分泌を高める働きを持っています。

通常、大豆食品の多くに含まれるイソフラボンはグリコシド型と呼ばれるタイプなのですが、味噌はその製造過程で唯一、アグリコン型のイソフラボンが生成される食品です。

アグリコン型のイソフラボンはグリコシド型に比べて吸収されるのも早く、より効率的に女性ホルモンを分泌させることができる優れものなのです。

 

便秘を改善しダイエットをサポートしてくれる味噌

便秘を改善しダイエットをサポートしてくれる味噌

女性に多い便秘はダイエットの大敵。長期間便が腸の中に留まり続けると、代謝が落ちて思うようなダイエット効果が得られないケースがあります。

しかし、この便秘もお味噌汁を飲むことによって解消できるのです。

 

味噌に使われている大豆に含まれる「大豆ペプチド」は、腸を刺激して鈍ったぜんどう運動を活発にする働きがあります。

女性が便秘になる1番の理由は、腹部の筋肉量が少ないことによる排便力の低下だと言われていますが、毎日お味噌汁を飲む習慣を取り入れれば大豆ペプチドが腸でぜんどう運動を促してくれるため、腹筋が弱くても自然と排便のリズムが生まれ、便秘を解消してよりスムーズにダイエットを行なうことができます。

 

普段何気なく飲んでいるお味噌汁に、実はこんなにすごいダイエット効果があるなんて驚きですよね。

一昔前はお味噌汁を飲み過ぎると塩分過多になり、健康に悪影響を及ぼすとも言われていましたが、今は味噌の塩分を摂取しても血圧には全く影響がないことが証明されているので安心です。

ダイエットを始めようと考えている女性のみなさん、今日からお味噌汁を毎日の食事に取り入れ、そのダイエット効果を利用してスリムなボディを手に入れてしまいましょう!