前髪はその女性の顔の第一印象を決定づける重要なパーツ。それだけに自分の輪郭や目・鼻・唇とのバランスが取れた形にしなければアンバランスさが際立ち、印象を損なってしまうことになります。
しかも、女性は誰でも顔をできるだけ小さく見せたいと思うもの。自分に似合う前髪で小顔効果も手に入れることができれば、こんなに嬉しいことはありません。
そんな欲張りな女性にオススメなのが、前髪を横に流す「ななめ前髪」。斜め前髪は輪郭に関係なく誰でも似合う王道の前髪でありながら、その小顔効果も抜群なんです。
ぱっつん前髪よりも小顔に見える!斜め前髪のすごさ
小顔に見せることができる前髪というと、眉の上で切りそろえるぱっつん前髪のイメージが強いと思います。ぱっつん前髪は額をすべて覆ってしまうため、顔の上半分の余白が消えその分顔は小さく見えます。
しかし、その一方でぱっつん前髪は顔の輪郭を強調してしまうため、輪郭が面長であれば顔がより長く下膨れ気味に見え、輪郭が四角に近い形であればよりシャープな印象を強調してしまうというデメリットもあります。
このようなデメリットを一切なくし、どんな輪郭にもマッチする万能な前髪が斜め前髪です。
斜め前髪は前髪を8:2や7:3で分け、さっと横に流すだけのシンプルな前髪。
その恩恵は絶大で、斜めに分けることで生まれるカーブが顔の印象を柔らかくして女性らしさを強調し、ふんわりとエアリーな雰囲気をプラスしてくれます。
前髪を巻いてから斜めに流せば正面から見たとき顔に立体感が生まれ、その立体感が顔を小さく見せてくれるのにも役立ちます。
特別な技術は不要!セルフカットも簡単な斜め前髪
前髪は伸びるのが早いので、自宅でセルフカットをしている女性も多いはず。しかしカットしたは良いものの毛先がガタガタになったり、サイドの髪とラインが上手く繋がらなかったりとトラブル多いのがセルフカットのデメリットです。
そうした失敗をしないためにも、キレイに切れる斜め前髪のカット方法をおさらいしておきましょう。
まず、用意するのはヘアカット用のハサミと櫛。ヘアカット用のハサミは毛先が細く修正がしやすいので、セルフカットをする場合は1つ用意しておくと便利です。
斜め前髪をカットする場合は、髪を流す方向の反対に髪を向けてから切るのが鉄則。つまり、右に前髪を流したいなら、髪を左側に分けてからカットするのです。
前髪をカットする場合は毛束を少しずつ指で挟みながら行なうようにすると失敗がありません。好みの長さにカットしたら、ハサミを立てて毛先を適度に梳いておくと、前髪が重たい印象にならず顔にうまく馴染みます。
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印象をガラリと変えたいときは、ヘアアイロンで巻こう
前髪を斜めに流すのに飽きたり、思い切ってイメチェンをしたいときはヘアアイロンで前髪を巻くのがベスト。
ゆるやかに前髪をカールさせるとこなれ感が出るだけでなく、フェミニンな雰囲気を生み出すことができるので、オフィスやフォーマルなシーンにもマッチして便利です。
斜め前髪を巻くときは前もって前髪を櫛で整え、ぱっつん前髪のように分け目を無くしておきましょう。そうして前髪を指で水平に挟み、半分ほどヘアアイロンに巻きつけてカールをつけたら、そのまま下にストンとスライドさせてヘアアイロンを引き抜きます。
このようにして巻けば、強すぎず弱すぎない適度なカールが作れます。
カールが作れたらそのまま前髪を横に流し、仕上げにヘアスプレーで形を整えれば完成です。
斜め前髪はこのように、ただ流すだけだけでなくカールをつけたり分け目を変えることで印象をガラリと変えることのできる便利な前髪です。
分け目次第では可愛くもかっこよくもなり、前髪の長さを変えるとフェミニンやマニッシュな雰囲気も楽しめますよ。
誰でも似合うと言われる万能な斜め前髪のセルフカット方法やヘアアレンジをマスターして、セルフプロデュースに役立ててみてくださいね。