化粧品やスキンケアなどの商品を買う際、まず手の甲に塗って確かめると言う方は多いのではないでしょうか。
色みやテクスチャは感じられるものの、手の甲だけでコスメの良し悪しを判断するのは実は危険です。
安いコスメになるほど、実際の使用感と違ったと言う苦い経験もあるのではないでしょうか。
ここではそういった誤解などを解説していきたいと思います。
手と顔では肌質や色なども全く違う!
スキンケア商品を買う時に手の甲に出してテストすること自体に問題はありませんが、手と顔では角質の厚さやキメの細かさが全く違います。
手の甲で試して良かったと思っても、実際に顔に付けると思うように伸びなかったり、肌が荒れたりすることはよくある事です。
色みを見るだけならいいのですが、手の色に合うからと言って買い!となるのは違うかもしれませんね。
手の甲は感覚が鈍い部分だった!
化粧部員さんに商品を実際に顔に塗ってもらったりした時に、質感を手で触って確かめてみてくださいなどと言われることがあります。
そういった時でも手の甲を使う方が多いのですが、手のひらに比べ手の甲は感覚が鈍いので、コスメの感覚は手のひらを使って試すのが正しいです。
またブラシなどを手の甲で確かめる方も多いと思いますが、これも手の甲よりも実際に顔にブラシを当てて使う方が断然いいです。
なるべく、そのコスメを使う部位でテストを行なうのが無難でしょう。
テストの時と違う!実際の発色が変わる!
コスメ関係、特にドラッグストアなどで売られているプチプラになるとハードルも下がるため、手の甲でチェックを済ませがちです。
しかし、安くてもできるだけ失敗は避けたいものですよね。
そのためには少量で充分なので、実際に使う場所に付けてみましょう。
ファンデーションはもちろん、アイシャドウなどは肌の中でも皮膚の薄い瞼に塗るものなので、手の甲でのチェックだけでは全く発色も使用感も違うものです。
肌の質感の違うシャドウやチーク、口紅などはできるだけ実際に使って発色を確かめると失敗を防げます。
化粧品販売員の方とお話をしながら買うと、多く買ってしまったり高い買い物になってしまうことがありますが、手の甲を使って試す事で「なんとなく良いコスメ!」と思ってしまうのかもしれませんね
せっかく安くても自分に合わない化粧品を買うことは無駄です。
実際に使用する部分で試してみることで、本当に自分に合った化粧品が買えるのだと覚えておくといいでしょう。