自然の植物の力を借りて、肌を健やかにするオーガニックコスメをご存じででしょうか?
最近では、積極的に化粧品の成分を調べる方も多くなり、人工的、化学的な成分への認知度が高まっています。
ケミカル成分(化学合成成分)を一概に悪者としてしまうのは極論ですが、成分を調べていくうちに、肌のためにはオーガニック(天然成分)にシフトした方がいいのではと一度は迷いますよね。
オーガニックコスメには様々な植物由来の成分が使われているので、いざ使ってみようと思っても、どれを選べばいいのか悩んでしまう方も多いと思います。
植物にはそれぞれ違った効能があり、配合によって働きも変わるので、その違いが分かると自分の肌に合ったものを簡単に選別することが出来ますよ。
オーガニック製品に使われている植物の効果
優れた保湿力があり、乾燥肌を外敵ダメージから守ってくれるのが「ネロリ」です。
ビターオレンジの花から採れる精油で、少し薬草のような香りがしますが、乾燥で受けたダメージを素早く修復してくれる効果があります。
ビタミンやアントシアニンが豊富な「カシスシード」は、水分を補給し肌のバリア機能を高めます。
色々なフルーツエキスにはそれぞれに保水力を高め、みずみずしい肌に導いてくれる役割があるので、化粧水に含まれていると効果的です。
ニキビができやすい時期や、オイリー肌の方には「セージ」をおすすめします。
セージは薬用植物として知られており、抗菌と浄化作用に優れ、吹き出物などのトラブル後の肌の再生能力を高めてくれます。
乾燥肌やオイリー肌の方向けの成分を紹介しましたが、敏感肌の方にはハーブの女王といわれる「カモミール」や「月見草」から始めると安心です。
ストレスや紫外線からのダメージを緩和し、肌の免疫を高めキメを整えてくれます。
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オーガニックコスメの注意点とは?
まず国内の製品ですが、日本ではEUのようにオーガニック基準法があまり厳しくないため、1%でも天然由来が配合されていれば、オーガニックと謳うことができます。(※2015年6月現在)
なので、どの成分がどれくらい含まれているのか成分表示をしっかりと確認する必要があります。
反対にEUからの輸入品は基準が厳しく品質が優れているだけに、天然成分の効果もまた高くなります。
天然成分は肌に合う、合わないがハッキリと出やすいので、事前に二の腕の内側などでパッチテストを行うとより安全に使えます。
オーガニックコスメの魅力は、ケミカル製品にはない自然の力を持ち、天然ならではの香りを楽しめる所にあるのではないでしょうか。
スキンケア目的としても良いですが、ちょっとしたアロマとして使っても癒しになります。
ノンケミカルの肌休日や自分へのご褒美にと、オーガニックコスメを取り入れるのも良いかもしれませんね。