毎日パソコンやスマートフォンから絶えず情報が送られてくる暮らしを続けていると、頭の中がぐちゃくちゃになり、情報が整理出来なったり、頭がすっきりしないような感覚を覚えるようになってきます。
これは脳が与えられる情報の処理についていけず、極度の疲労に陥っている状態。
そんな脳を一旦休ませ、クリーンな状態にしてあげるために、いま「瞑想」を習慣にするビジネスパーソンが増えているそうです。
瞑想がもたらす健康効果とは
座禅や瞑想は、日本でも古くから行われてきた修行の1つ。
しかし現在は、瞑想が脳をリフレッシュさせ、記憶力や学習能力のアップに役立つことが科学的にも証明されており、うつ病をはじめとした精神治療の一環に取り入れるクリニックも増えていると言います。
瞑想をはじめると、脳は情報処理を一旦停止させ、普段私達の感情や理性を司っている前頭葉の動きを停滞させます。
ちなみに、人間が得る情報の8割は視界から、という言葉を聞いたことはありませんか?
瞑想中は当然目を閉じますので、一番多くの情報源である視野をシャットアウトすることで、脳へ送られる情報がストップすることになります。
この影響を受け、脳の前頭葉や、感覚を司る視床下部が「休止状態」になると、それまで働き続けていた脳の動きが落ち着き、精神的な安定に繋がるのですね。
すぐ始められる「瞑想」のやり方
瞑想を行なうときのコツはただ1つ、自分の呼吸を意識することです。
長時間座っていても疲れないリラックスできる体勢になったら、まずは鼻からゆっくりと息を吸っていきます。
この時、必ず呼吸を意識しながら息を吸うようにしてくださいね。
そして、お腹の中に息を溜め込んだら2~3秒間息を止め、息を吐き出す時は腹式呼吸で、吸い込んだ時の倍の時間をかけてゆっくりと吐ききります。
腹式呼吸が難しい場合は、ベッドに横になりながら呼吸をしてみてください。
息を吸うとお腹が膨れ、吐き出すときにはお腹が凹んでいますよね、これが腹式呼吸です。
瞑想中は呼吸を繰り返しながら、目を閉じ、頭の中では何も考えないようにすることがポイント。
脳をしっかりと休めてあげるためにも、頭の中を空っぽにして、自分の呼吸にだけ意識を集中させるように心がけてみてくださいね。
1日5分でも瞑想を行なう習慣を取り入れると、情報過多で疲弊した脳をリフレッシュし、仕事や勉強の生産性をアップさせることにも役立ちます。
また、瞑想中にアロマオイルを炊くと、香りの持つリラックス効果が脳に安らぎをもたらし、ストレス解消効果も生まれますので、是非試してみてくださいね。