日本でも愛飲者が多い烏龍(ウーロン)茶。最近では黒烏龍茶なども発売され、その脂肪分解効果に注目している女性も多いはず。

しかし、烏龍茶がなぜ脂肪を分解してくれるのか、そのメカニズムについてはよくご存知ではない方も多いのではないでしょうか。

烏龍茶に含まれる成分と、烏龍茶が持つダイエット効果について少しおさらいをしてみましょう。

烏龍茶ってどんなお茶?

烏龍茶ってどんなお茶?

烏龍茶は中国を原産とするお茶の一種で、摘み取った茶葉に発酵と加熱を繰り返し、途中で発酵を止めて作られるため「半発酵茶」と呼ばれることもあります。

よくテレビや雑誌で中国人が円卓で中国料理を食べながら烏龍茶を飲んでいるシーンを見かけますが、中国では昔から食事の時はたくさんの烏龍茶を飲む習慣がありました。

これは、中国料理に使われている多くの油が口内残らないようにするため。そして、その油が体内で脂肪にならないように、たくさんの量を飲んで脂肪を体外に排出させるためです。

中国で飲まれている烏龍茶は風味にやや癖があるため、スーパーや専門店を中心に出回っているのは日本人の口に合うように改良されたものが多くなっています。

私達が普段「烏龍茶」だと思って飲んでいるお茶は、いわば「日本風烏龍茶」とも言えるかもしれませんね。

 

健康効果抜群の烏龍茶

健康効果抜群の烏龍茶

烏龍茶がダイエットに効果的な飲み物だと言われるのは、烏龍茶に含まれるポリフェノールが中性脂肪を分解してくれるためです。

烏龍茶は「半発酵」という独特の製造方法から、他のお茶に比べて多くのポリフェノールを持っています。

このポリフェノールは中性脂肪を分解し、老化の原因でもある活性酸素の除去をします。そして血行を促進して動脈硬化を防ぐなど、様々な働きをして肥満を防ぎ幅広い健康効果に役立ちます。

さらに、烏龍茶には強い利尿作用があり、体内から余計な水分を排出してくれるのでむくみやすい体質の改善が期待できます。

 

また、烏龍茶は自律神経の乱れを正常に戻し、イライラや不安感のように精神的なストレスの症状を緩和してくれる効果もあります。

ストレスを感じた時は冷たいものよりも温かい烏龍茶を飲むことで、リラックス効果が高まり精神状態が安定してきます。

 

中国に肥満体の人々が少ないのは、毎日大量の烏龍茶を飲んでいるからかもしれませんね。

烏龍茶は空腹時に飲むと胃酸が薄まって消化不良を起こすこともありますので、できるだけ食べ物と一緒に飲むように気をつけましょう。