女性がペタンコ靴で颯爽と歩いている姿は、傍目に見てもアクティブで軽快にとんだ印象を受けるものです。

ただ、これがヒールになるとどうでしょうか?女性らしさを求めるほどトゥ部分はシャープに、ヒールは細く高くなりますが、足への負担や歩きにくさもまた比例していきます。

どうしても足をかばう形になる為、ヒールを履いているのに女性らしさからは程遠い歩き方になってしまうのです。

それだけでなく、少しでも脚を長く見せたい時にもヒールは必需品ですよね。

女性らしさや脚の長さを強調したいなら、まず美しいヒールウォークができる脚の土台を作る事から始めましょう。

美しい脚さばきの基本はバランス能力

美しい脚さばきの基本はバランス能力

ヒールで美しく歩く為には、片方ずつの脚のバランス感覚を鍛える事が大切です。

片脚を軸として、全身ともう片方の脚の動きをしっかり支える事で始めて全体の動きがスムーズになります。

モデルウォーキングでは、この片脚立ちを瞬間的に連続して行っているので流れるような美しい歩き方に見えるのです。

そこで、片脚のバランス能力を鍛えるトレーニングを取り入れてみましょう。

 

まず、片脚の爪先の前にもう片方の脚のかかとを持ってきます。そして一直線になった所で後ろ脚に体重を乗せるだけです。

最初のうちはグラグラと安定しないかもしれませんが、信号待ちなど合間を縫ってやっていくうちに、ラクに一直線で立てるようになりますよ。

ここできちんと土台を作ったら、あとは実際にヒールを履いての練習です。

 

ヒールならではの足の裏の使い方

ヒールならではの足の裏の使い方

美しく歩けるようになるまでは、安定感のある5センチくらいの高さのヒールで慣らしていきます。

ペタンコ靴と違いヒールを履く時は、着地はかかとではなく親指の付け根の下、蹴り出す時は親指の付け根の上を使います。

指だけの力に頼ってしまうとブレーキがかかり、ふくらはぎや太ももに余計な力が入ってしまい脚が太くなる原因にもなります。

 

ヒールでキレイに歩くには足裏の少ない面積を最大限に使うことがポイント、ヒールを履いた状態で親指を浮かせる感覚をイメージします。

足先全体でしっかり地面を掴む事を意識すれば、どんなヒールでもブレない安定したウォーキングができるようになります。

 

脚を長く女性らしく見せてくれるヒールですが、足の使い方が悪いと足首や膝にも負担がかかり、「見た目にも美しくありません。

お気に入りのヒールを買う前にキレイに歩ける脚づくり、足裏と指の使い方を見直してみると良いかもしれませんね。