誰でも健康で暮らしたいと思っていますが、その健康の為に自分で出来ることはどんなことがあるでしょうか?
私達の身体は60兆個の細胞で出来ていますが、その細胞は何から出来ているのでしょうか。
栄養のある物を摂らないと意味がない
食事をする時には「細胞の為に食事をしている」と考えて食べることはほとんどありません。
今日はお肉を食べ、明日は魚を食べといった食事の摂り方では健康になることはできません。日々バランスの良い食事をしなければいけないのです。
毎日美味しく食事が摂れていればそれで健康になれるという訳ではなく、その食べている中身が一番重要です。
例えば高価なお肉や魚を食べたとしても、それが身体にとって必要な形になって栄養となり吸収されなければ意味がありません。
お肉や魚はたんぱく質ですが、口から入って体内で化学変化をさせ、必要なものと要らない物にきちんと分け、いらない物は身体の外へと排泄しなければなりません。
もし、食べた物を化学変化させるために必要な量の栄養素がなく、きちんと分解されなかったとします。その分解されなかったものはどうなってしまうのでしょうか?
答えはそのまま体内に残ってしまい、血液を汚してしまいます。血液が汚れる事で病気にかかる可能性が高まります。
ビタミンやミネラルなどの栄養素を積極的にとろう!
化学変化をスムーズに行うには、ビタミンやミネラルといった栄養素が必要になってきます。
これらは微量栄養素とも呼ばれ僅かな量ですが、身体の中に完全に無くなってしまった時には命に係わる事態になってしまうのです。
ミネラルは土に含まれている栄養素で、野菜等は土に根を張り栄養素を吸い上げ、太陽の恵みを受けて成長し養分を蓄えます。
私達はそれを食べることによって身体に摂り入れることが出来るのです。また、こうしてできた野菜や植物を食べて育ったお肉を食べることによっても摂取することが出来ます。
しかし、近年は工場で作られる野菜も数多く太陽を浴びていないので、形は立派な野菜であってもその栄養素は一昔前の野菜とは格段の差があるということもあります。
私達の身体には46種類の必須栄養素が必要ですが、これらは一つの栄養素が単体で働くのではなくビタミンやミネラル、アミノ酸がそれぞれに繋がりを持ちながら身体の中で働くのです。
例えば、貧血になった時は鉄剤を飲めば良いというわけではありません。
鉄という栄養素を働かせる為には、セレンやマグネシウム、亜鉛等という土の中に含まれるその他の幾つもの栄養素が無ければ正しく働いてくれません。
家庭で作る食事はどうしても家族が好んで食べるメニューが多くなりがちです。あまり食卓にのぼらない食べ物に多く含まれている栄養素は欠乏してしまうことも多くあります。
バランスの良い食事をすることが健康作りには大切と言われるのは、こういった理由からなのです。