ダイエットをしても中々思うように体重が落ちないという場合、主な原因として考えられるのが「新陳代謝」と「基礎代謝」の低下です。
新陳代謝は古い細胞を新しい細胞へ作り変える働きの事で、この時、体内に溜まっている老廃物も古い細胞と共に体外へ排出されます。
この新陳代謝が活発になればなるほど血の流れが良くなり、その結果、脂肪が分解されやすくなることから、一般的に「新陳代謝が高い人ほど痩せやすい」と言われています。
一方、基礎代謝は、ただ椅子に座っている時や睡眠中などの日常生活の中で消費されるエネルギー量のことを言い、この基礎代謝が低い人は俗に言う「痩せにくい体質」という事になります。
日本人の成人女性の平均的な基礎代謝量は約1000キロカロリーと言われていますが、この数値を下回っている人はダイエット効果が現れにくく、いくら運動しても痩せにくい状態であると言えます。
代謝を上げるには体を温める
これらの代謝を上げるのに意識すべき点は1つ、それは常に体を温めておくという事です。
新陳代謝と基礎代謝の低下の主な原因は「体の冷え」なので、その冷えさえ取り除いてあげれば代謝量を高めることはそれほど難しい事ではありません。
ある研究では、体温が1度上昇すると基礎代謝が約15%アップするということも証明されています。
では、冷えを取り除くためには具体的にどうすればいいのでしょうか?
方法はいくつかありますが、毎日の生活の中に組み込みやすいという点では、毎日の食事に「香辛料」を取り入れるという方法がオススメです。
その方法はスーパーなどで売っている香辛料の小瓶を持ち歩き、飲み物や食事に振りかけて摂取するという簡単なものですが、毎日少量ずつでも香辛料を摂取することで、確実に冷えを取り除くことができます。
体を温める効果のある香辛料
体を温める効果がある香辛料で有名なものはショウガ、シナモン、トウガラシ、コショウなどです。
ショウガはジンゲロールという成分が血管を広げ、血行促進が期待できますので、新陳代謝が高まり脂肪燃焼にも効果があります。
シナモンもショウガと同じで血行促進効果があります。
1日の摂取量の目安は2~3グラム程度と少量で良いため、紅茶やコーヒー等の飲み物に加えてしまえば簡単に摂取できますね。
トウガラシに含まれるカプサイシンには血液をサラサラにする効果があり、脂肪燃焼に効果的です。
また、即効性があるためすぐに体を温めたい!という時には積極的に摂取したい香辛料です。
冬はトウガラシを含んだチゲ鍋を食べると体が温まります。
コショウは「ピぺリン」という成分が血行促進、脂肪分解を促してくれます。
朝食の目玉焼きにコショウを振ったりと、どんな料理にも合わせやすい調味料です。
このような香辛料を毎日の生活の中に取り入れることで、簡単に痩せやすい体質を作ることができます。
激しい運動や細かなカロリー計算が苦手でダイエットに挫折してきた方にもオススメの「香辛料ダイエット」、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。