口内にポツポツと発生し、食事や歯磨きを困難にする口内炎。出来る場所によっては常に痛みを感じるため、完治するまで憂鬱な気分で過ごさなくてはならずストレスも溜まりますよね。

口内炎ができてしまったら一日でも早く治したいと思う人がほとんどのはず。今回はそんな時に使える、口内炎の素早い治し方をご紹介します。

口内炎には原因の異なる3つのタイプがある

口内炎には原因の異なる3つのタイプがある

口内炎を素早く治すためには、まず何が原因でできたのかを突き止めることからはじめましょう。

口内炎には大きく分けてアフタ性口内炎、ウイルス性口内炎、カタル性口内炎という3つのタイプがあります。

「アフタ性口内炎」はストレスや免疫力の低下の悪影響を受けて出来る内因性の口内炎。

内臓が弱っていたり疲労が溜まってるときにも発生し、偏食や過度のダイエットによって体内が栄養不足になることもでも引き起こされると言われています。

 

「ウイルス性口内炎」は口の中の歯茎や粘膜がヘルペス菌やカンジダ菌に感染して起こる口内炎で、一度に複数の水泡ができるのが特徴です。

水泡に激しい痛みを感じたり激しく腫れるようならば、ウイルス性口内炎の可能性が非常に高いと言われます。

 

「カタル性口内炎」は頬の内側や舌を噛む、あるいは火傷による粘膜のダメージによって発生する口内炎です。カタル性の場合は粘膜が赤く腫れたり口臭の臭いがキツくなるなどの特徴があります。

ウイルス性やカタル性の場合は病院で適切な処置を受けるのが望ましいのですが、一般的な口内炎で知られるアフタ性ならばオーラルケアで治すことが可能です。

通常、アフタ性口内炎が完治すまでにかかる時間は7日程度。しかし、7日も痛い思いをするのは嫌!という方は素早く口内炎を直せるケア方法を試してみると良いでしょう。

 

こまめにうがいをして口内を清潔に保つ

こまめにうがいをして口内を清潔に保つ

口内炎を素早く治すために最も大切なのは、常に口の中を清潔な状態にしておくということです。

朝・昼・就寝前に歯磨きをするのはもちろん、日中に口内の粘つきを感じたらその都度うがいして口の中をキレイな状態に保つだけでも口内炎の早期改善が見込めます。

口内炎を悪化させ、治りを遅くするのは口の中に存在している雑菌です。この雑菌は食事の食べ残しや歯垢などから発生し、口内炎の自然治癒を阻害してしまいますので、口内炎を1日でも早く治したいときは常に口の中を清潔にするよう心がけてみてください。

 

口の中が乾かないよう適度に水分補給をする

口の中が乾かないよう適度に水分補給をする

口の中がカラカラに乾いていると雑菌が繁殖しやすくなるため、口内炎の治りが遅くなってしまいます。

特に、普段口呼吸をしている人は口の中に乾いた空気が入り込んで粘膜を乾燥させてしまうので、意識して鼻呼吸に切り替える必要があります。

風邪を引いているときや微熱があるときは熱で口の中が乾きやすいので、定期的に水分を取るようにし口内の乾燥を防いであげましょう。

 

塩水やイソジンを塗って口内炎を殺菌する

塩水やイソジンを塗って口内炎を殺菌する

口内炎は口の中の雑菌によって引き起こされるものなので、口内を殺菌することで治りを早めることができます。

殺菌には少量の水に塩を溶かしたものや、うがい薬として使われるイソジンがおすすめ。直接手で塗ると指に付着している雑菌が口内炎に触れてしまいますので、できれば綿棒に塩水やイソジンを染み込ませてケアをすると良いでしょう。

口内炎の殺菌は早期改善に効果的ですが、あまり炎症がひどい場合や水泡に強い痛みがあるときは余計悪化させてしまう可能性があるので、口内炎の状態を見ながら行うようにしてくださいね。

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粘膜の回復に役立つビタミンB2を摂取する

粘膜の回復に役立つビタミンB2を摂取する

口内炎が出来る口内の粘膜を生成・修復しているのはビタミンB2と呼ばれる栄養素です。

口内炎はいわば粘膜が炎症を起こしダメージを負っている状態。このダメージを修復し、新しい粘膜をよりスムーズに生成することができれば自ずと口内炎の完治も早まります。

ビタミンB2を多く含んでいる食材は、レバーやタマゴ、海藻、納豆など。口内炎ができているときはあまり食欲が湧かないかもしれませんが、できるだけビタミンB2を含む食材を食事に取り入れ栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。

 

歯医者に行き、レーザー治療を受ける

 歯医者に行き、レーザー治療を受ける

あまりに痛みが激しく生活に支障がでるような口内炎なら、歯医者に行ってレーザー治療を受けるのがおすすめです。レーザー治療では口内炎に熱を当てて殺菌し、完治を早めることができます。

ただし、レーザー治療は1回の治療で完全に口内炎が治るわけではなく、あくまで患部を殺菌・消毒するに過ぎません。完治までの期間を短縮させ、また痛みが出た場合の鎮痛剤を処方してもらえるのがレーザー治療のメリットです。

 

口内炎ができると1日中痛みが気になって仕事が手につかなかったり、食事が億劫になったりします。そのストレスがさらに口内炎を悪化させ長期化してしまうこともあるので、できれば早期的に改善することが大切だと言えるでしょう。

もし口内炎が出来たときは今回ご紹介した5つの治し方で、早期改善を目指してみてくださいね。